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自宅にいながらリモート海外旅行。コロナ収束後も広がる可能性

ビジネス

仕事を提供できるような事業を作りたい

王宮

首都・プノンペンの王宮。カンボジア国王の住まいで、一般公開されているエリアを観光できる

 現在の状況にぴったりなこのサービスを、どのようなきっかけで着想されたのかも聞いてみました。

「弊社はカンボジア、ウガンダで自動車学校、カーローン事業を運営しております。カーローン事業は、働きたいけど仕事がない、お金も借りられないような現地の方々に対して、車を貸し、タクシードライバーとして稼いで、ローンを返してもらう事業です。他にも現地の人に仕事を提供できるような事業を作りたいと考えております。

 カンボジアにはアンコールワット、ウガンダにはサファリなど、現地でしか見ることができない景色が存在する一方で、様々な事情でそうした景色を見に行きたいけど行けない人がいる。その両者をビデオ電話で繋ぐことができれば、価値を提供できるのではと思いサービスを立ち上げました」

観光で生計を立てている人は大打撃

 コロナウイルスによる現地の被害状況はどうだったのでしょうか。

「カンボジアはロックダウン(都市封鎖)などは行われていませんが、もともと経済は外国資本に依存している中、入国規制など外国人の入国が難しい状況が続き、経済は停滞しています。

 また、前述の通り、一部の観光地は閉鎖され、海外からの観光客が激減したため、観光で生計を立てている人やガイドなどの生活は大打撃を受けております。そうした人々のためにも、オンライン旅行を広められればと思っております」

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