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コロナ禍で「五月病にならない」ために。産業医が教える処方箋

学び

それでも「五月病かも?」と思ったときは

武神健之

武神健之氏

 ゴールデンウィーク明けの「憂鬱だ」「おっくうだ…」という気分。そのような気持ちは今年はとても普通のことと思います。

 多くの人が感じていますから、心配は不要です。しかし、その気持ちが1~2週間たっても続くとき、なおかつ、なんらかの体調不良を感じているのであれば、それは一度立ち止まってみるときかもしれません。

 いきなりお医者さんに行く必要はありません。まずは、自分の身近な人に、「最近、僕(私)調子が悪いんだけど……」などと相談しましょう。

 今は五月病とは無縁と思っている人も、もし自分の調子が悪くなった時に相談する相手について日頃から考えておきましょう。「仕事関係ならこの人」「プライベートならこの人」などと決めておくと、いざという時に迷わないで済みます。

<TEXT/武神健之>

医学博士、産業医、一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事。20以上のグローバル企業で年間1000件、通算1万件以上の健康相談やストレス・メンタルヘルス相談を行っている。著書『外資系エリート1万人をみてきた産業医が教える メンタルが強い人の習慣』(PHP研究所)発売中

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