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“ゲイの精神科医”のツイッターが人気「140文字で何ができるの?」

暮らし

精神科医はあくまで裏方の存在

Tomy

――今後はどのような活動をお考えですか。

Tomy:自分で企画を売り込みたいとは思っています。ただ出版業界自体が斜陽な状況にはなっていて正直難しいところではありますよね。いずれにしてもTwitterは続けていきますし、発信された言葉はどんどん共用してもらうつもりで書き続けていくと思います。

 今後も顔・本名は出さないつもりです。Tomyの名前で知れ渡っちゃうと当然自分が診ている患者さんに知られちゃいますよね。あとは「Tomy先生に診てほしい」という要望が増えることになるし。

 精神科医というのは、裏方として患者さんの人生を歩むのをサポートしたり指導したりする立場です。表に出て妙な色がついちゃうと無駄な混乱を招くだけで全然プラスにならないんですよ。

 これまで精神科医としてちゃんとやってきたからこそ言葉が生まれるわけで、そこは見失わないようにするべきだと考えています。もしこれを軸にして、タレントのような活動を始めてしまうと、今度は書けなくなると思うんですよね。

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 次回、<「SNSで人は攻撃的になる」ゲイの精神科医が語る、SNS社会との付き合い方>に続く。

<取材・文/目黒川みより 撮影/スギゾー。 イラスト/カツヤマケイコ>

フリーペーパーを発行する出版社勤務を経て、現在はWEBデザイン会社にてディレクターとして勤務。お忍びで「心の問題」を扱う執筆活動を続ける

精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉

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