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「就活苦で親友が自殺した話」代理店マンが衝撃のブログを書いた理由

学び

 当たり前ですが、学生時代頑張った経験自体に仕事での再現性はないのです。例えば水泳で日本1位とっても仕事中に泳ぐことありませんよね(笑)。

 だけれども、なぜ厳しい状況でも逃げずに最後までやり遂げられたのか、どういう工夫を重ねて成果をだそうとしたのか。それはどのような仕事においても再現性があります。

 だからこそ、就活のエピソードは結果(飲食店で売上〇〇%向上させた等)以上に、成果を出すためのプロセスの部分と、そこからあなたという人間がどういう性格なのかを読み解けるように書きましょう。面接を規定するのがESですので、ESをうまく書ければ面接もうまくいきますよ。

新型コロナの影響で就活はどうなるのか?

マスク 職場

――最後に就活生にメッセージをお願いします。

yuuu:私なりに就活を一生懸命やってよかったのが「自分が選んだ道だから」と思えること。仕事がつらくて何度もやめようと思ったこともありますが、妥協したのではなく、自分が選んだ道だから続けようとなるのは、頑張ったからこそだと思います。

 また、繰り返しになりますが就活は攻略法のあるゲームです。あなたの人生の集大成では決してありません。

 新型コロナウイルスの影響で説明会や選考が延期になっている人も多いですが、周囲と比較して就活するのではなく自己を規律して行動しましょう。こういう状況だからこそ、主体的に行動して選考対策を重ねる学生とそうでない学生との差が開きます。

「悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する」。哲学者アランの言葉ですが、こういった厳しい状況でも、どう捉えてそれを乗り越えるかは就活生の皆様次第です。最後まで投げ出さなかった人に結果はきっとついてきます。昨年もなかなか内定が出ずに苦しんでいた就活生が、超難関企業に最後内定を取るという事例が多数ありました。

 それでももし思い悩んだ時、自殺するほど追い込まれたときはDM送ってください。できる限り力になれるよう頑張りますね。

<取材・文・撮影/シルバー井荻>

平成生まれの編集者・ライターです。赤羽と阿佐ヶ谷に出没します。ビジネスサイトの編集長もやってました。

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