bizSPA!フレッシュ

年商10億円の“フリーランスの王”に聞く就活論「頭が悪い人ほど大手企業に行く」

ビジネス

新型コロナウイルスで就活が延期になったら?

――ちなみに新型コロナウィルスによって、就活の説明会が延期になる、就職率が下がるとか影響が出ていますが、こういう場合の対策ってなにかあるんでしょうか?

株本:資本主義って基本的には必ず順位がつく競争なんです。「下位2割が脱落」みたいな競争が、新型コロナによって「下位3割5分が脱落」みたいに脱落率がちょっと高くなっているだけ。

 これから社会に出たら、リレーやマラソンで「一番下の人は次のレースに進めない」みたいなことが日々繰り広げられるわけで、いちいち嘆いている暇はない。

 受験で経験したように、毎年倍率は変化しますが、受かるやつは受かるわけです。だから、新型コロナによってグレーゾーンに入ってしまうくらいギリギリのラインにいた自分を反省するべきというか。

 社会人は常に自責です。どれだけの不況がこようが、資本主義のゲームでは順位が上の人ほど取り分が多いというだけ。嘆く暇はないです。人生常に競争なんです。

「選んだ道を正解にすればいい」

選択

――どうしたら「1位のヤツ」になれるのでしょうか?

株本:格好つけた言い方すると、自分の選んだ道を正解にすればいいって思いますね。たまたま自分が就活生のタイミングで新型コロナが発生し、就職率が下がったくらいでガタガタ文句を言う暇があれば、自分の順位を上げるために「ビジネス上の筋トレをしろ」って感じです。

 さもないと一生ガタガタ言い続けることになるから。今後、震災にしろなんにしろ、いくらでもそういうことは起きます。自らスキル上げて、努力をしないとなりません。

――株本さんは、ベンチャー企業と大手企業のどちらにも勤めたキャリアをお持ちです。就活生にとって、大手と比べてベンチャーのメリットってどういうところだと思いますか?

株本:前提条件として、僕はベンチャーに就職してから大手に移ったことで、「ベンチャーのよさが分かった」と思っています。それは、大手と比べて、ベンチャーは「経験」「人脈」が圧倒的に身につくから。

 人によってゴールは違うと思うんですが、「独立したい」「稼ぎたい」って考えている人ならベンチャーに入ったほうがいいですね。

おすすめ記事