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日本人には「マネーの勉強」が必要。税のプロに聞く「副業・iDeCo・NISA」

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「iDeCo」や「NISA」は効果あるのか?

――投資の第一歩として、安定的に資産形成できる「iDeCo」や「NISA」はどうですか?

大河内:老後資金2000万円問題もあってiDeCoやNISAが注目されてますが、そこで「同僚がやってるから何となく私もやる」程度の考えの人はやめたほうがいいと思います。

 たとえば、iDeCoは自分年金なので、いったん始めると基本的に解約不可です。現時点で税金がある程度高い人はiDeCoが節税になるので、そういう人にはおすすめできます。

 でもbizSPA!読者世代の20代だと、日々の生活費でカツカツで投資にまでお金を回せない人もいると思います。投資はあくまで余剰金でやるものだから、iDeCoへの投資よりまずは副業などを考えて欲しいですね。

――先ほど自ら言っていましたが、iDeCoは節税効果もありますよね?

大河内:iDeCoに節税効果はありますが、節税ありきで投資をすると本末転倒です。iDeCoにせよ、NISAにせよ大事なのは、それが何なのかわかってからやることです。

 また、この話とは無関係ですが、不動産や保険などで過度に「節税効果」をうたった商品は基本、無視したほうがいいと思います。なぜなら、そもそも商品に魅力がないから節税を推しているケースが多いからです。猛烈に営業をかけてくる商品は、節税云々関係なく無視していい。良いものなら営業しなくても売れますから「向こうからやってくる話に美味い話はない」と肝に命じるべきですね。

副業をするときに気をつけることは?

副業

――副業をするときに気をつけることはありますか?

大河内:僕は副業をおすすめしていますが、脱サラしてフリーランスになることは全然推奨してないんです。サラリーマン最大のメリットは「俺、副業めっちゃ向いてるわ」という人は、脱サラしてフリーランスになれるし、向いてない人はそのまま会社員として副業を続けられることです。だから選択肢を残しておくというのはめちゃくちゃ重要です。

 東京商工リサーチの調査だと「会社の寿命は平均23年」と出ていて、二十歳で入った会社は理論上43歳で潰れます。必ず第二の人生、転職を考えるチャンスがあるので、その時に投資や副業で月5万円でも入ってきたら、何もやってこなかった人とは雲泥の差が出ます。

 だから勉強して危機感を持ってほしいんですが、一方で社会人の1日の平均勉強時間は6分と言われている(※総務省統計局「平成 28年社会生活基本調査」)。冷静に考えてヤバいですよね。「じゃあ何を勉強したらいいの? 語学?」とよく聞かれるのですが、僕がおすすめするのはお金について学ぶことです。

「税金の仕組み」「どうやって今より稼ぐか」などマネーリテラシーを上げると、なぜ金持ちが積極的に投資、資産運用をしているのか理解できるようになる。そういう世の中の仕組みを理解すると、これが一番効率がいいとわかるようになるので、それをぜひやってほしい。たとえば社会人になった直後からマネーについてを学べば、すぐに他人と差がつきます。勝ち組になりたかったらそこだと僕は思います。

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