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楽天モバイル「月額2980円」で首都圏限定?使いやすさに懸念

ガジェット

「第4のキャリア」が鳴り物入りでデビューすることとなった。eコマースサイトの「楽天市場」などを運営する楽天グループは「楽天モバイル」としてMNOに参入することを発表した。サービス開始は2020年4月を予定している。

楽天モバイル

©TAKA@P.P.R.S CC BY 2.0

 実は「楽天モバイル」という名義のモバイルプロバイダはすでに存在する。そちらは「MVNO」と呼ばれ、「格安SIM」としてここ数年普及してきた形態だ。

 MVNOでは、ドコモやソフトバンクなどのMNO(大手キャリア)から回線帯域を借り受けてサービスを提供するため、価格やプランを差別化することが難しかった。

 これまで日本で携帯電話事業を提供してきた主なMNOは、ドコモ・ソフトバンク・KDDI(au)の3社。これに楽天モバイルが加わるので、「第4のキャリア」と称されているわけである。

楽天モバイルのサービス内容は

 楽天は今後、MNOとして全国に基地局などを整備していくことになる。しかし現在のところ、楽天が独自の基地局を完成させたエリアはごく一部だ。それ以外のエリアでは、auの回線をMVNOとして借り受けて提供する(楽天では「パートナー回線」と呼称)。

 楽天モバイルは「完全データ使い放題」の「Rakuten UN-LIMIT」を月額2980円で提供すると発表しているが、「完全使い放題」となるのは自社回線が完成したエリアのみで、パートナー回線で通信できるのは毎月2GBまでとなる。

 既存の大手キャリアのように複雑な料金形態は取らず、「UN-LIMIT」一本で勝負するという。安いだけでなく、契約内容や請求が簡素となるのは、ユーザーとしてもありがたいところだ。

 しかし「UN-LIMIT」は、実際のところ、大きな理想と厳しい現実を背負ったプランとなっている。

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