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年商33億円!元ブラック企業社長が語る「失敗からの這い上がり方」

学び

ブラック企業だった自社を立ち直らせる

キンライサー

脱ブラック企業のための組織改革に

――効率の悪い仕組みというのは?

森:当時、他社もそうでしたが給湯器の見積もりというのは、ご依頼のあったお客様のご自宅に営業マンが訪問して、現場で給湯器の状態を確認させていただいてから見積書を作成する。という昔ながらの方法でしかやっていませんでした。

 でも、それだと効率的ではないと思ったので、給湯器本体と付属するリモコンの写真を携帯カメラなどで撮影してもらって、弊社にメールで画像を送ってもらうようにシステムを変えてみたら、見積もり時間が大幅に短縮できて生産性もアップしたんです。

 これって実は画期的なことで、業者に給湯器の写真をメールで送るだけで、概算の見積もり料金をお伝えしていたのは我々が業界初だったと記憶しています。

――最後にガス給湯器を失敗せずに安く買うためのコツってありますか?

森:近年は最安値を謳うネット系の給湯器販売会社が増えていて、確かに価格自体は安いんですけど、設置費用が不明瞭だったり、購入後の保証もアフターケアも付いていない場合が多いです。しかもいい加減な施工をする悪質業者もいるそうですから、ネットでの価格だけで業者を選んでしまうというのはリスクが伴うかもしれません。

 ただ、どうしてもネット業者を利用せざるを得ない場合は、業者にどれくらいの施工実績があるのかチェックしてみて、それを判断材料にしてみるのがいいかと思います。

<取材・文/永田明輝 撮影/詠シルバー祐真>

気候変動が進む地球の環境問題どうにかして。そんな雑食系ライター

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