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新型コロナが蔓延、中国で活躍する“オンライン医療”の実態…日本でも普及するのか

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 新型コロナウイルスの影響で、オンライン医療への注目が集まっている。オンライン医療とは、自宅に居ながらチャットやテレビ電話などを通じて医師の診断を受ける遠隔医療の一種。

オンライン医療

※画像はイメージです

 新型コロナウイルスの震源地と言われている中国・武漢市では、医療機関のパンク状態を少しでも緩和するため、積極的に採用された。拙著『ルポ デジタルチャイナ体験記』(PHP新書)から該当部分を抜粋し、紹介したい。

医者の数が足りない中国

 中国では、莫大な人口に対して医者の数が明らかに足りておらず、病院の前には徹夜で家族が番号待ちをしている姿をよく見かける。さすがに徹夜は大げさだが、日本でも、朝早くから病院の前で開院を待つ患者は少なからずいる。

 こうした課題を解決する医療アプリが、「微医(ウェイイー)」である。当初は「掛号網(グアハオワン)」という名称でスタート。「掛号」は番号取得を意味し、病院で受付番号を取得するサービスだった。微医はそのアップデート版である。

 このアプリを使うと、医師ごとにスケジュールの空き状況が一目で把握でき、スマホ上で予約が取れる。予約には50元(800円、※以下3月6日時点)かかるが、無断キャンセル防止のためには当然だろう。高給の医師なのだから、むしろ安いくらいのデポジットである。

 筆者もたまに病院に行くが、番号札を取ってから待ち続けるのは、かなり面倒に感じる。風邪で咳き込んでいる人などもいて、院内感染も心配だ。余談だが、日本では「待つのが面倒くさい」といった子供っぽい理由よりも、「院内感染のリスク低減」といった安全性を強調するほうが、こうした予約システムの導入には有効と思われる。

 日本の病院で何より辛いのが、番号を呼ばれるまでモニター画面の前に居続けないといけないことだ。スマホで番号が確認できたら、どれほど便利だろう。モニター画面の前にカメラを設置して、ライブ配信するだけでもいいのではないだろうか。

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