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ニコ生主歴9年の漫画家「喫茶店でウダウダ話して配信」いくら稼げる?

コラム

 破竹の勢いで急成長する動画市場。圧倒的スピードで移りゆく動画業界で存在感を発揮する“ライブ配信プラットフォーム”で稼ぐ人々。

 YouTuberとはまた違った、新たな稼ぎ口の傾向と対策とは? 今後の稼ぎどころとして有力視される土壌に、いち早く参入した投稿者の実態に迫った!

動画で稼ぐ!

ピョコタン氏

ニコニコ生放送で収益化するには

 2007年にサービスを開始した古参ライブ配信プラットフォーム、ニコニコ生放送。2011年からニコニコで配信をしている漫画家のピョコタン氏に、収益化の方法を教わった。

「ニコニコでの稼ぎ方にはパターンがあって、最近話題なのは“チャンネル”をつくって、月額課金型で運用する方法。メンタリストDaiGoさんの月額500円のチャンネルは登録者数13万人を突破していますね。ドワンゴの発表からも、チャンネルの有料会員数が100万人を突破したなど、一見とても景気がよさそうです。ただ、それはトップ層に限った話。僕みたいな底辺配信者が同じことをやっても、うまくいきません」

 では、ピョコタン氏はどうやって稼いでいるのだろうか?

月8000円でも大切な小遣い

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クリエイター奨励プログラムに作品を登録後、4か月後に配当される。昨年1~8月に稼いだポイントを8万4000円分引き出した画面

「ニコニコには、各種サービスに作品を登録することによって稼げる“クリエイター奨励プログラム”というシステムがあって、2017年からは生放送もその恩恵を受けられるようになったんです。

 プレミアム会員費を原資に、再生数などによってクリエイターにポイントが還元されるという仕組みで、1回の配信ごとにそのプログラムに登録する必要があります。僕はだいたい1回の配信で1500人くらいの方が見ていて、それを月5~6回。1か月8000円程度が還元されていますね」

 肝心の配信内容はどんなものか。

「株にゲーム、時事問題とか、日々あったことを喫茶店でウダウダ話しているだけですよ。投げ銭をもらうこともありますが、その還元率もすべてドワンゴのさじ加減なので、よくわかっていません」

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