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正社員+2社で働く31歳女性の副業論「体調管理が課題に」

コラム

 ひと昔前のOLのアフター5には趣味や習い事などが挙げられていましたが、最近は働き方改革の波により、新たに“副業”という選択肢も生まれています。

 株式会社シューマツワーカーが関東に住む正社員の女性200人に関する意識調査をしたところ「副業をしている人」と回答した人は18%。実際に副業している人は多くはないものの「副業をしたことがないけれど興味はある」と答えた人は43%いました。副業への興味が高まっているのがわかります。

株式会社シューマツワーカー

 では、実際に副業をしている女性は本業やプライベートの合間の隙間時間をどのように有効活用しているのでしょうか。女性のライフ・キャリア支援事業を行う「LiB」で新規事業企画を務めながら、2社で副業をする武井梨名さん(31)にお話を伺いました。

本業以外にベンチャー2社で副業

――現在どのような副業をしていますか?

武井梨名(以下、武井):2年前から副業を開始しており、「FemTech」と呼ばれる女性向けのヘルスケア事業を展開するスタートアップ企業と人材系のスタートアップ企業の2社で働いています。業務内容は両社とも広報部門の立ち上げや広報担当者の育成がメインです。

――2社も! そもそもなぜ副業を始めようと思ったのでしょうか?

武井:本業以外で興味のある分野について、友人や仕事仲間と飲んでいるときによく話していて。そしたら友人が「武井さんが興味のある分野で、副業でも構わないからPR領域の支援してほしいという会社があるんだけどどう?」と紹介してくれました。

 その話をいただいたタイミングで本業先で副業が解禁になったので、私自身の経験領域と支援先の課題が合致していたことから副業がはじまりました。

 特にFemTech系のスタートアップ企業は「女性のヘルスケア」がテーマで、本業先のLiBは「女性の働く」がテーマ。両者ともに働く女性をターゲットとし、日常をポジティブにする支援をするサービス出会ったという点で、シナジーが大きいことも副業を始めるべき理由だったかなと思います。

平日朝9時半に副業先のミーティング

副業

スタートアップ企業で働く武井さん。

――副業は「スケジュール管理が大変」という意見があります。武井さんはどのように時間を管理していますか?

武井:週5で正社員をしているため、平日の10時半から16時のコアタイムは基本的に本業のみ。副業はそれ以外の時間にしています。

 例えば副業先のミーティングは平日朝9時半に設定してもらっています。実際に手を動かす作業は土日にまとめていて、朝9時くらいに近くのカフェへ行き2~3時間ほど働くようにしています。

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