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ドコモ「dTV」が解約できない?ネットの不満をドコモに聞いてみた

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 2020年1月、兼松コミュニケーションズが運営する「ドコモショップ市川インター店」のスタッフが、客に不適切な対応をしたというニュースが話題になりましたが、新たな問題がネット上で取り沙汰されています。

ドコモショップ

 NTTドコモには、映画・ドラマ・音楽・雑誌など月12万作品が月額500円(税別)で楽しめる「dTV」というサービスがあります。

 ICT総研の「2019年 有料動画配信サービス利用動向に関する調査」によれば、アマゾンプライムビデオ(66%)、Netflix(21%)、Hulu(19%)、GYAO(13%)に続いてランクインする人気の動画サービスです。

 そんな「dTV」について、ネットでは「解約したのに翌月請求がきた」「解約する際にたらい回しにされた」といった意見が散見しています。そこで、「dTV」から2重に請求が届く原因や注意点などを消費総合センターと、NTTドコモ広報部に聞きました。取材を進めていくと、消費者側も注意を払う必要があるようです。

2重に請求が発生する原因

スマホ カード

 ネット上で「銀行やクレジットカード会社にdTVの引き落としを止めてもらったのに解約できなかった」という意見が見られますが、兵庫県立消費総合センターの担当者は「それは間違い」と指摘。

「銀行やクレジットカード会社に引き落としを止めてもらっても、請求権自体は発生した状態のままの可能性があります」

 例えば、見覚えのない「A」という商品の請求が届いたとしましょう。銀行やクレジットカード会社に連絡しただけでは解約されていないケースがあるのです。

 こうした状況に消費者側として対策するには、銀行やクレジットカード会社に「A」の商品の加盟店を調べてもらうか、ネットで調べ、加盟店に直接解約手続きをする場合があります。この図式はdTVを解約する際にも当てはまり、ドコモ(加盟店)にも連絡する必要性があるというわけです。

 NTTドコモ広報部の鈴木貴裕さんによれば、「引き落としを止めたのに解約できない」といったケースについては下記のような状況が想定されるといいます。

「ほとんどがドコモの携帯電話ではないお客様ですが、ご契約しているdアカウントやお支払いに使用しているクレジットカード情報について、正しい情報がご不明で、ご契約者の特定に時間がかかる場合、『お申込みいただいた翌月の解約となる場合がある』というのが想定されます。そのため『解約した翌月末に請求される』のではなく『解約がお申込みの翌月になる』が正しい表現となります」

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