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今年メジャー挑戦する日本人野手。筒香、秋山はなぜ期待できるか?

満を持してMLBに挑戦した松井秀喜

松井秀喜

『エキストラ・イニングス――僕の野球論』(文藝春秋)

 日本人スラッガーのMLB上陸は2003年、松井秀喜がニューヨークヤンキースのユニフォームに袖を通したことで実現した。前年に打撃タイトル2冠、50本塁打を記録し、満を持してのMLB行きだった。

 1年目は16本と期待されたほど本塁打数は伸びなかったものの、独自の打撃理論の下、大舞台で勝負強さを見せ、たびたび観客を沸かせている。

 松井と同じ左の強打者である福留孝介は、シカゴ・カブスでの1年目から150試合に出場、オールスターにも出場を果たす。

 が、日本時代と同様の数字は残せず、苦しんだ印象が強い。それでも42歳になった現在もNPBで逞しく現役を続けており、MLBでの経験が今なお土台となっていることは間違いない。

 青木宣親もMLBを経て古巣に戻り、現役を続けている。青木のMLB1年目は予想外のスタートが待っていた。ポスティングでのミルウォーキーブルワーズ入りが伝えられながらも、トライアウトを受けることになる。

 その後ようやくMLB入りが決定している。ただ初年度から持ち前のシュアなバッティングを披露し、その後も長年に渡り、走攻守でMLBの舞台で躍動した。MLBで異例の「洗礼」を浴びながらも、実力を持ってして日本人プレーヤーのポテンシャルを証明した姿は溜飲が下がった。

<TEXT/佐藤文孝>

新潟県在住。Jリーグ、プロ野球、大相撲やサッカーW杯、オリンピックなど多くのスポーツの現場に足を運び、選手、競技から伝えられる感動を文章に綴っている

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