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今年メジャー挑戦する日本人野手。筒香、秋山はなぜ期待できるか?

これまでの日本人選手にない強みも

筒香

『空に向かってかっ飛ばせ! 未来のアスリートたちへ』(文藝春秋)

 やはり、シーズンを迎え、プレーするまでは不安を拭うことは難しいのではないだろうか。

 ただ、これまでの日本人プレーヤーにはない経験も2人は持ち合わせている。ワールドベースボールクラシックやプレミア12といった、日本代表での場数だ。ともに2015年のプレミア12、2017年のWBCに出場しており、数多くの海外の投手と対戦している。

 いずれも優勝を争う立場として、修羅場を潜ってきている。心身に刻み込まれた少なくない「国際経験」は、充分な後押しとなるのではないだろうか。

 そしてNPBで活躍、日本代表で結果を出してからのMLBへ移籍というステップアップが、今後さらにスタンダードとなっていくか。そのような観点からも今回の移籍には注目が集まっている。

日本人野手のパイオニア、イチロー・新庄

 日本人野手初のMLBプレーヤーとは2001年のイチロー(シアトル・マリナーズ)だ。言わずもがな多くの功績を残しているが、その1年目もやはり際立った存在感を見せ、首位打者や盗塁王、新人王、さらにはシーズンMVPにも輝いた。

 同じ年には新庄剛志(ニューヨーク・メッツ)も海を渡っている。日本でタイトルを総なめしたイチローとは異なり、スター性は抜群だが、打撃にはアラが多い新庄のMLB挑戦にファンは驚きを隠せなかった。

 しかし懐疑的な周囲に構うことなく「新庄節」を発揮し、見事に開幕1軍を掴んでいる。そして日米の野球観の違いにぶつかりながらも1年目から123試合に出場した。

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