bizSPA!フレッシュ

新入社員が会議で「座るとNGな席」は?デスクがコの字だと…

学び

2. 応接室の席次マナー

 応接室に3人がけの長椅子がある場合、長椅子側の一番遠い位置が上座で、入り口に近づくにしたがって下座となります。ただし、状況などに応じては、長椅子の真ん中に最上位の人が座るパターンがあります。

 タイプの違う椅子が数種類ある場合は、椅子の序列に注意しなければなりません。

 椅子の序列は上位から順に「肘掛け長椅子>肘掛け一人用の椅子>肘掛けなしの長椅子>肘掛けなしの一人用の椅子>スツール」となっています。室内にソファや椅子を配置するときには、部屋のレイアウトなども考慮し、それぞれの椅子の格を配慮しながら配置しましょう。

3. エレベーター、自動車、和室の席次マナー

エレベーター

 エレベーターでは一般的に、操作盤の前に立つ人が案内人、また、その場で最も若手が立つ位置です。若手が扉の開閉のボタンを押したり、扉を押さえたり、また、目的階数などのボタンを押すからです。お客様や上司はその背後ということになります。

 すでに操作盤の他者が立っている場合は、無理にそこに立つ必要はありません。その場合は、操作盤の前に立っている人に会釈をして階数のボタンを押したり、操作してもらったりします。

 タクシーやハイヤーなど運転手のいる車に乗車する場合や社用車を役職の低い人が運転する場合などは、運転席の後ろが最上席(上座)になります。次が反対にある後部ドア側の席、続いて後部座席の真ん中、助手席には一番下位の人が座ります。

 上司やお客様の中でも最上位の人が運転する場合は、助手席が上座で下座は後部座席の真ん中となります。ただし、そのときの状況や人数などに応じて、臨機応変に変動することもあります。料亭などの和室では、床の間を背にした席が上座です。床の間のない出入り口に近い席が下座になります。

おすすめ記事