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Netflix主演のEXILE小林直己が語る、海外でチャンスをつかむ秘訣

「グループに自分は必要か」自問した

小林直己

――そもそも海外に目を向けるようになったのはなぜですか?

小林:EXILEに加入して今年で10年ですが、あるとき「このグループにとって、自分は必要なのか?」と改めて振り返ることがありました。おそらくみなさんも、組織のなかにおける自分の存在意義を考える瞬間はありますよね。僕は自分にはないものを持っているメンバーのことが好きで、尊敬もしていますが、才能のある彼らが努力することをやめない姿を見て、これではいつまでも差が埋まらないと気が付いたんです。

 そこで、「じゃあ、自分は何をするのか」と悩むようになりました。これまでに叶った夢もあれば、叶わなかった夢もありますが、僕は興味のあることしかがんばれないタイプなので、自分に残っているものをやり遂げようと考えたときに、昔から英語圏の文化が好きだったので、まず思ったのは「英語を話せるようになりたい」ということ。それから、自分にとってダンスの延長線上にあると感じていたのが芝居だったので、この2つに取り組もうと決めました。

4年前から語学学校で英語を学習

アースクエイクバード

――ちなみに、その時点で英語はどのくらいのレベルでしたか?

小林:アメリカのファーストフード店でドクターペッパーが飲みたいのに注文できなくて、コーラを注文してしまうくらいでした(笑)。

――とはいえ、劇中ではそんな様子が想像できないほどかなり流暢に英語のセリフを話されていましたが、どのようにして習得したのでしょうか?

小林:まず、4年前から都内の語学学校に毎日通い始め、朝から晩まで勉強していました。あとは定期的にLAやNYに行って、アクティングのレッスンを受けながら、取り組んでいたのは文法や発音の練習。さらに、英語をうまく演技に変換することも必要でしたが、15年間のプロダンサーとしての経験から、自分なりに感情を表現する方法は突き詰めていたので、それを活かすことにしました。

――実際に英語で演技に挑戦してみて、日本語のときとは感覚的に違いもありましたか?

小林:「演じる」という大きな意味では一緒ですね。それは、字幕がついている海外の映画で、言葉がわからなくても泣けたり、感情がわかったりするのと同じことだと思います。ただ、日本語で「悲しい」と言われたときには記憶や感情がパッと頭をよぎるのに、英語で「sad」と言われても何も浮かばなかったので、どちらでも同じ反応ができるように自分の感覚と英語をすり合わせる訓練はしました。

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