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尼神インター渚、37歳で映画初主演。苦しかった時期を救ってくれた“先輩芸人の言葉”

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 2021年11月12日に公開を迎える注目の1本は、吉本興業と岡山県玉野市がタッグを組んで制作した映画『たまの映像詩集 渚のバイセコー』。本作では岡山県にある「玉野競輪」を舞台に、3本のオムニバスストーリーが展開されています。

渚さん

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 そのなかで、第2話の主人公となる三十路の女漁師を演じたのは、お笑いコンビ「尼神インター」の渚さん(37歳、@NAGISAtairiku)。実写映画初主演ながら、劇中で見事な存在感を見せています。そこで、出演の経緯や悩みとの向き合い方、さらに先輩からの言葉に救われたエピソードなどについて、教えていただきました。

作品を傷つけるのが怖くて、最初は断った

――今回のオファーをいただいたときのお気持ちは、いかがでしたか?

渚:実は、最初はお断りしました。というのも、地域のPR映画に演技ができない私が出たら作品を傷つけてしまうと思ったからです。私は兵庫県尼崎市の出身なので、尼崎の映画だったら大目に見てもらえるかもしれないですけど、舞台は岡山県玉野市ですから。

 そこの出身じゃないというだけでも、かなりプレッシャーを感じました。そういった理由からお断りしたいと伝えたんですが、監督からは私をイメージして脚本を書いたのでそのままでいいと。なので、最終的には「そっちがいいなら知らんで(笑)」という思いで出させていただきました。

役作りはしていない

渚さん

――「そのままでいい」と言われたものの、役作りをされた部分もあったのでしょうか。

渚:緊張しすぎるとうまくいかないことも多いので、考えていたのは、「とにかく楽しんでやろう」ということだけ。役作りとかもよくわからないですし、自然のままでいることだけを意識していました。

――漫才でもさまざまな役どころを演じられることはありますが、俳優として役を演じるのとでは違いましたか?

渚:私はそんなカッコつけてないので、わからないですね(笑)。ただ、そういう人もいるかもしれないので何とも言えないですが、私にはスイッチのようなものはないです。

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