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Netflix主演のEXILE小林直己が語る、海外でチャンスをつかむ秘訣

インターナショナルな現場では共通のルールが必要

小林直己

――今回は、映画でもドラマでもいろんなジャンルに挑戦し続けるNetflixでの現場となりましたが、Netflixならではのエピソードや驚いたことはありましたか?

小林:基本的にはアメリカのクルーで構成されていたので、今回は向こうの俳優組合のルールのなかで動いていました。ただ、そのほかで印象的だったのは、コンプライアンス対策会議のようなものに、男女分かれて受けたことです。

 そこでは、「あなたはいいかもしれないけど、こういう行為をするとハラスメントになりますよ」と具体的な事例を挙げて教えてくれるんですが、すごく時代を感じましたね。でも、インターナショナルなクルーやキャストの場合、それぞれ異なる文化的背景を持っているので、そういうメンバーでひとつのものを作るときには共通の価値観やルールを示すのは大事なこと。僕にとっても新鮮な体験でした。

――それほど国際色豊かな現場だったということですが、雰囲気はいかがでしたか?

小林:僕はメインキャスト3人のなかで唯一の日本人でしたし、物語としても日本を舞台にしていたこともあり、少なからず責任を感じる部分もありました。なので、撮影が始まる前に、LAで監督とランチをしながら日本の文化や精神性を伝えましたし、現場でもすべての役に対して「こういう言い方はしないんじゃないかな」と提案したこともあったので、自分なりに作品に貢献できたと思っています。ただ、それは監督や共演者たちがオープンで寛大だったおかげでもあるので、みなさんが現場で柔軟でいてくださったのはありがたかったです。

オスカー俳優との共演は「素晴らしい体験」

アースクエイクバード

――小林さんにとってはハリウッドデビュー作となりましたが、初めての海外作品でいきなりアカデミー賞受賞経験のある女優アリシア・ヴィキャンデルさんの恋人役ということにプレッシャーは感じなかったでしょうか?

小林:それはあまりなかったですね。意識しすぎないようにしようというのもありましたが、事前の情報ではなく、実際に会ったときの印象と目の前にいるその人をちゃんと見ようと思っていたからです。

――アリシアさんとのやりとりで、印象に残っていることがあれば教えてください。

小林:彼女はさまざまな賞を獲られていますし、女優としても本当に素晴らしいですが、本人はすごくナチュラルな人。でも、撮影が始まると一気に切り替わるので、最初に会ったときから遠慮なくぶつかり合うことができました。この作品では、緊張感のある張り詰めたシーンが多かったですが、そのなかで役としても、役者としてもお互いに信頼感を持って現場にいられたことは、素晴らしい体験でした。

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