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「人日」って何の単位?システムエンジニア業界のウラ用語

コラム

A. システム開発の初期段階の工程

「上流工程」とは、ソフトウェア開発の最初の段階である、クライアントの要望をヒアリングし、どのようなシステムを作るか計画立案をする工程のことをいいます。

「上流」という言葉は、水が上流から下流へ流れるようなシステム開発モデルを「ウォーターフォールモデル」と呼ぶことから、使われるようになりました。

 上流工程では、仕様、機能、工期、など、後で実作業に入るために必要な重要事項を決定します。「下流工程」では、上流工程の決定事項に基づいて、実際の開発を行っていきます。

 上流工程でヒアリングが十分でなかったり、計画に無理があると、下流工程でさまざまなトラブルが起こる原因になります。

 システムエンジニアというと、プログラミングの知識や技術が重視されるように思われがちですが、クライアントの要望を正確に聞き出すコミュニケーション能力や、チームを導いていくマネジメント能力が非常に重要なのです。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/倉田夏希(SPA!DOL)>

※参考:『IT用語図鑑 ビジネスで使える厳選キーワード256

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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