「人日」って何の単位?システムエンジニア業界のウラ用語
A. 開発期間の見積もりに使われる単位
ソフトウェア開発に必要な期間を見積もる時に、「人日(にんにち)」という単位を使います。例えば、1人で作業すると6日かかる作業は「6人日」です。
一般的に、1日の作業時間は8時間、1か月の作業時間は20日間として計算されます。つまり「1人月(にんげつ)」(1人が1か月当たりに働ける時間)は「20人日」となります。
「6人日」の場合、1日に2人で作業することができれば3日で済み、3人で作業できれば2日でできると考えることもできます。しかし、単純に「30人日」の作業に1日当たり10人を使えば3日で終わるのかといえばそうではありません。
経験豊富なベテランエンジニアと初心者では作業の正確さやスピードに大きな差があるため、参加できるメンバーによって納期が変わります。また、納期に間に合わないからと新しい人員を補充しても、新メンバーに教育する時間が必要だったり、元からのメンバーとの作業スピードが異なるという問題があります。
さまざまな問題点があるものの、ソフトウェア開発の現場では使われることの多い見積もり方法なのです。
Q.「フィンテック」とは?
「フィンテックの新サービスが始まった」
新聞やニュースでよく見るワードです。ビジネスマンなら正しく説明したいところ。