驚いたときに英語で「Really?」と聞き返す。実は失礼?
言い換えるならこの表現に
学校の英語の授業でReally? を学んだときに、質問文のように「語尾を上げて言う」と教わったことがあるのではないでしょうか? しかし実際に英語圏で生活をしていると、それほど耳にしません。前述の理由に加えて、幼稚な響きがあるからかもしれません。
また、Really? を単独で使われることも少ないです。その代りに、I have never thought of that!(考えもしなかったよ)とかThat surprises me!(それは驚きだ!)などと一言付け加えられるのが一般的です。この様に一言付け加えるだけでも、「自分が思いつかなかっただけで、あなたを疑っているわけではない」というニュアンスが出るのかもしれません。
アクセントで意味が変わる
Really? の語尾を上げて発音すると、語尾(2つ目の「リ」)にアクセントが置かれます。しかし、Reallyの最初の部分(1つ目の「リ」の部分)にアクセントを置き、語尾を上げずに発音することも少なくありません。Really? という表現自体がややカジュアルですが、語尾を上げずに発音すると少しだけ、そのカジュアルさが薄れます。
ただ気をつけるべきは、このように語尾を上げずに発音されるReally? は、カジュアルさを避けるためだけに使われるのではなく、聞き飽きた内容に対して、適当に返事をする時にも使われるということです。
「ふーん」「へー、そうなんだ」と心ここにあらずで人の話を聞いている時に、よく語尾を上げないReally? が使われています。もしも誰かと話をしていて、相手がこのようなReally? を繰り返したら、「自分は相手を退屈させてはいないか」と考えてみるとよいかもしれません。
もちろん、Reallyは「とても」という意味でVeryの同義語としても使われます。これは学校で学んだとおり。Veryよりもやはりカジュアルな表現ではありますが、日常会話では良く使われます。
<TEXT/木内裕也>