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『egg』新編集長は21歳中卒ギャル「今年はパラパラを流行らせたい」

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手を広げてeggポーズをとる赤荻編集長。「来年変更になる109のロゴも『egg』で決められたらいいなぁ」

――いつからギャルに目覚めたんですか?

赤荻:小学校に入ってすぐのころからギャル系統の服が好きでした。そのときのギャルは肌が黒くてミニスカートにルーズソックス、みたいな。お母さんにめっちゃおねだりして厚底の靴を買ってもらった記憶があります(笑)。超懐かしー!

 周りにギャルファッションの子はあんまりいなかったんですけど、目立ちたがり屋でみんなと同じと思われたくなかったんで、「かわいいでしょ?」って見せつけてました。マジ生意気なヤツだったと思います(笑)。

――渋谷はいつから遊びに来てたんですか?

赤荻:埼玉出身なんですけど中学時代から渋谷に遊びに来ていて、渋谷に行けば自分のやりたいオシャレをやっているコが多くてかなり刺激受けました。それまでは雑誌のマネがほとんどだったんですけど、もっと自分なりの表現でいいんだ、みたいな。ギャルの可能性を感じました。

――高校は中退したとのことでしたが、どんな学校生活でしたか?

赤荻:『egg』のランキングで、埼玉で一番ギャルがいるという高校にめちゃめちゃ勉強して入ったんですけど、校則ユルくてギャル多いイメージで入ったのに、時代が変わったのか校則が厳しくなっててギャルやりたくてもできなくて。今も全国に同じような女の子がたくさんいるんだろうなって思います。

 それで居場所が渋谷寄りになっていたときに、中途半端は良くないと思って高校を辞めました。そこに迷いはなかったですね。普通の人生がまったく想像できなったんで(笑)。「いくしかねぇ!」と思って。

やりたい気持ちがあるならなんでもやってみればいい

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仕事道具であるパソコンには『egg』のロゴとピンクのラメが光る

――『egg』にはどんな影響を受けましたか?

赤荻:ギャルは憧れの世界でしかなかったんですけど、中学で『egg』に出会ってからのほうが、もっと好きにやっていいんだっていう気持ちになりましたし、ギャルかっこいいなって思ってました。見た目はあんな感じなんですけど、芯あるじゃないですか。生きざまに惹かれました。

――でも憧れや好きなことがあっても、なかなか踏み出せずに憧れのままで終わってしまう人も多いですよね。

赤荻:昔から超思っていたのは、人生一度きりだから、やるかやらないかでいったら絶対行動したほうがいい。何か迷ったときに行動しないで後悔するよりは、ちゃんと考えてみて「よしやろう!」みたいな。それで失敗してもいいかなって。

――赤荻さんみたいなバイタリティがある人って安定志向と言われる現代の20代だと少数派だと思うんです。そういう人にアドバイスするとしたら?

赤荻:そうですね、一つのことだけじゃなくて同時にいろんなことやってもいいと思います。将来に安パイなこともやりつつ、いろんなことにチャレンジしてみて、可能性があれば別の道もちゃんとやってみる、とかもいいんじゃないかなって。

 前に地元の友達に「渋谷のサークル楽しいからきてみなよ」って誘ったときに「いや、渋谷遠いし、学校あるし、やってみたいけど……」って断られて。「いや、たぶん両方できるよ」って言いたかった。やりたい気持ちがあればできるし、並行してやれば可能性が広がるのにもったいないなって思ったことはありますね。

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