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中古車をお得に買いたい!整備士に聞いた、ヤバい車の見極め方

 車を購入する際、「絶対に新しいクルマがイイ!」と新車にこだわる人がいる一方、別に中古車でも構わないという人もいます。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 一般社団法人・日本自動車販売協会連合会によると、2018年の販売台数は新車が527万1987台なのに対して、中古車は383万7482台。

 新車のほうが多く売れていますが、若い人だとそこまで車にお金をかける余裕がない人もいるはず。そうした理由などから中古車を選ぶ人もいるのではないでしょうか?

修復歴車は避けたほうが無難

 団体職員の品田賢二さん(仮名・26歳)は転勤で実家を離れることになった際、通勤用の足として車を買うことに。お金にあまり余裕がないから中古車と決めていたそうですが、購入するのはこのときが初めて。そこで実家が自動車の整備工場で、本人も整備士をしているという中学時代からの友人に相談したといいます。

「中古でも高い買い物であることには代わりないですし、乗ってすぐ故障なんて絶対に避けたいじゃないですか。けど、購入するにあたっての中古車の見極め方とかは全然知りませんでした。友達には『細かいポイントを言ったらキリがないけど、とりあえずは車に詳しくない人は修復歴車を避けたほうが無難かな』と言われました」(品田さん、以下同)

 ちなみに修復歴車とは、《フロントクロスメンバー》《ラジエターコアサポート》《フロントインサイドパネル》《フレーム》《ダッシュパネル》《ピラー》《ルームフロアパネル》《トランクフロアパネル》《ルーフパネル》の車のボディを構成するパーツの交換歴や修復歴がある車のこと。修復歴の有無は、自動車公正取引協議会によって表記が義務付けられており、店頭や広告チラシ、インターネットの中古車情報サイトなどでも確認することができます。

 わかりやすく言うと、仮に事故を起こしても少しこすった程度で上記パーツを交換していない場合、ほかには交換しても上記以外のパーツだと修復歴車にはならないのです。

表示義務のない水没車に注意!

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 なお、中古車において修復歴車は当然マイナス要素。同じ車種でも相場より価格が下げられていますが、ちゃんと修復されて影響がほとんど見られない車もあります。この辺の見極めは非常に難しいですけど、それができれば目当ての車種を安く手に入れることも可能なわけです。

「引っ越しで家具や家電を買いそろえなければならなかったし、修復歴車でも少しでも安く買えるならそれでもいいかなと思いました。ただ、自分にはそんな目利きはできませんし、この友達に焼き肉&飲み放題を条件にカーショップ巡りに付き合ってくれるように頼みました」

 その条件で友人は快諾。その翌週、さっそく車を見に行ったそうですが、車種のこだわりは特になかったものの希望はSUV車。友人は相場より明らかに安い車を見つけては自動車整備士ならではのプロの目線でチェックしていきます。

 品田さんも修復歴なしで相場以下の車を見つけたそうですが、友人は車の底部分や車内をしばらく眺めた後、「これはダメだな。たぶん水没車だよ」と指摘されたとか。

「理由を尋ねると、車の底部分が表示された製造時期にしては異様に錆びていたそうで、車内もシートをはじめ、かなりのパーツが不自然に新しく交換された形跡があったそうです。最近は水害被害で水没した車が中古車市場に出回ることが多いらしく、修復歴車と違って水没車の表示義務がないから傍目には見極めが難しいそうです。一緒に付いてきてもらわなかったらその車を買っていたかもしれませんし、友人は本当に感謝してます」

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