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面倒な「飲み会の幹事」を上司に頼まれたら?<上司語のホンネ>

コラム

 日本人は思ったことをストレートに言わず回りくどく表現するが、サラリーマンが使用する表現のまわりくどさは、学生の比ではない。サラリーマンは組織の生き物。組織の論理はあらゆるところに張り巡らされている。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 サラリーマン上司が発する言葉を、額面通り受け止めてはいけないのは自明の理だ。それは、普通の言葉というより、あなたに何かを伝えようとするサインに近い。

 上司の一言に隠された真意を読み解けばサラリーマン人生は快適なものになり、読み間違えると地獄が待っている。

 好評連載の上司語シリーズ、第6弾。今回もサラリーマン研究所の五島一三氏に「上司が使う言葉」(上司語)のホンネとタテマエを解説してもらった(以下、五島氏の解説をもとに構成)。

Q1「この件は、オレの胸におさめておく」

上司の本音①「これからは、オレの言うことをきけよ」

 あなたが、溜まりに溜まった会社に対するうっぷんをぶちまけ、「もう辞めます」などと口走ったときに、上司が、あなたを説いて聞かせ、納得させた上で、この言葉を吐くことがある。

 この言葉には、あなたの発言は、本来なら何らかの制裁を受けるような聞き捨てならないものだが、この場は事を大げさにしないでおいてやる、だからこれからはオレの言うことを聞けよ、という含意がある。

 上司はあなたのためを思っているのだが、それ以上に自分のことも思い、この言葉を吐いている。部下に辞められると、上司の管理能力も問われかねないからだ。

 しかし、この上司は基本的にあなたの味方だと思って良い。少なくも、あなたに会社に残って欲しいと思っている。嫌いな部下には、こんなことは言わないものだ。

Q2「お前は“暴走機関車”だから」

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上司の本音②「オレが制御するから、どんどんやりたまえ」

 あなたが、こんなこと上司に言われたことがないと思うなら、あなたがそういうことを言われるタイプの部下ではないからだ。

 ものすごくエネルギッシュに仕事をどんどん進めてしまう。実行力は鬼のようにあるのだが、少し制御が利いていない。そんな感じの若手社員に向かって、上司がこの言葉を吐くことがある。

 この言葉を吐いた上司は、決して「もう少し仕事をセーブしろ」と言いたいわけではない。実はその逆で、あなたの実行力を買っているし、どんどん前に進むあなたを、かわいい奴だと思っている。

 上司は、ちょっと制御が利いていない部分は、自分が手助けすればいいと思っている。上司は、オレが見ていてやるから存分にやれと言ってくれているのだ。こんなことを言われた時には、行動を改める必要はない。

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