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コンビニ、ファミレス、蔦屋書店は「家の代わり」になるか

コラム

 本連載では、1990年生まれの放送作家、白武ときお(@TOKIOCOM)と、1989年生まれの編集者もてスリム(@moteslim)が、日々ネットを騒がし、報じられるニュースを縦横無尽に取り上げる

もてとき

六本木ヒルズで「ホームフル展」開催

白武ときお(以下、白武):六本木ヒルズでやってる、もてさんの「ホームフル展」。昨日、見てきましたよ。

もてスリム(以下、もて):マジですか(笑)。

白武:ジャンボカードダスで「概念を買う」という体験イベントやってたので、全部そろうまで回してきました(カード見せながら)。

もて:11種類あって、それ、レアがダブってますね。

白武:森ビルタワーの展望フロアが会場だったんですけど、たどり着くのが難しすぎて「ハンター試験」かと思いましたよ。

もて:イベント全体のディレクターをやってて、ぼく個人の展示は7月18日(第2弾が8月8日まで開催)までなんですけど、いまは「Rhetorica」というチームに展示をつくっていただいています。

白武:もてさんは、日本人の、はたまた世界の、価値観を変えるトップ集団、それこそマラソンのトップ集団にいるわけですよ。

もて:ものすごく大きく出ましたね(笑)。そのくらいの気概でやってますけどね。

代官山の蔦屋書店は“本棚の拡張版”

ホームフル

ホームフル展のカードを持つ、2人

白武:言ったらコルクの佐渡島(庸平)さんのコミュニティのお話好きなんです。コミュニティとしてビジネスを展開していく。「宇宙兄弟」をコミュニティにしてる。でも、もてさんは、ビジネスにしてないで、ホームフルというひとつの概念を推し進めている。

もて:いずれビジネスになっていくかも。

白武:でも、現状は、イデアを唱えてるだけみたいな。令和のプラトン(笑)。

もて:サービスとかは作ってないですからね。

白武:概念の提唱者なわけですよ。ぼくが思う、もてさんのホームフルって概念は「家=自宅」だったのが、オフィスに泊まるとか、Airbnbで暮らすとか、コンビニが冷蔵庫がわりとか、どこでも家になる考え方で。ぼくも、代官山の蔦屋書店によく行くんですが、あそこは“本棚の拡張版”だと思ってる。

 こういった概念を提唱して、なにか目指してるものがあるんですか?

もて:今からちょい先のことを、よく使う言葉でわかりやすく言い表したいだけです。ホームフルって単語自体は英語として存在するけど、日本語でいうところのアットホームのような。でも、この言い方は、ぼくが使ってるだけだと思います。

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