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いい大人になるために“挫折体験”は本当に必要なのか?

コラム

失敗も成功も、“体験”したことには変わらない

darth

ダースレイダー:何かしらの経験っていうのは、結果的に失敗だろうが成功だろうが、体験したことには変わらない。それでも「上手くいかなかった」「成功しなかった」なんてことは、いくらでもあると思うし、成功しなかったことで良かったことも実はあるしね。

 そうなるとそれは、そもそも挫折って言葉ですらなくなってくるけどね。例えば、自分ひとりの能力では到底成功させることができないこともあると思うし、だったら誰かに手伝ってもらおうとか気づくきっかけになったりもする。

 あるいは、この方法だと自分はここには行けないから視点を変えようとか、失敗してみて気づくことってたくさんあると思う。それは基本的にはただ選択肢が増えてプラスになっていくことなんで、失敗したら終わりじゃないよね。

自分の能力値をわかっていたほうが有利

ダースレイダー:僕なんかは、病気もしてるし、目も見えなくなってるんで。でも、これが挫折かって言われると挫折ではないんですけど、その結果できなくなったこともたくさんある。

 でも、できないことがわかってるってことと、できることがわかってるっていうのは、ほぼ同じ意味だと思ってます。

 僕は、よく人生をゲームに例えるんですけど、自分の能力値とか、アイテムってものを振り返ったときに「これはできる」、あるいは「このアイテムは持ってない」ってわかってたほうが、ゲームをプレイする上で明らかに有利だと思うんで。

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