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上司の「君は何がやりたいの?」にどう答えるべき?野心がなくてもいい理由

コラム

 東京大学中退という異色な経歴を持ちながら、明晰な頭脳を生かしマルチに活躍するラッパー・ダースレイダー(42)が、20代若人の切なる人生相談に答えます。

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 8年前に脳梗塞で左眼の視力を失い「片目のおじき」と呼ばれる彼。昨年は「余命が5年」であると告白し、日本のヒップホップ界に衝撃を与えました。

 そんなダースレイダーに今回寄せられたのは、会社員男性からの「やりたいことがない」という相談です。

Q.「で、君は何がやりたいの?」に答えられない

25歳・会社員・男性

「上司と話していると『で、君は何がやりたいの?』と聞かれることがよくあります。僕はこの質問にうまく答えられません。特に『やりたいこと』なんてないからです。

 普通に結婚して、幸せな家庭が築ければそれでいい。でも、この質問をしてくる人にそうやって答えても、かなりの確率で『もっと野心を持て』的な説教をされるんです。20代で『やりたいこと』がなくて何が悪いんでしょうか? この質問にはどう答えればいいのでしょうか?」

A. そんな説教は聞かなくていい!

議論

※画像はイメージです(以下、同じ)

ダースレイダー:やりたいことがないって、何も悪いことじゃないと思いますけどね。「あなたは何か達成したんですか?」とか、「やりたいこと達成しちゃったってことは、もう終わっちゃったんですか?」って聞き返すとか、どうでしょう(笑)。

 確かにやりたいことを見つけた人は、幸福な人が多いと思いますよ。「バイオリンが弾きたいんだ!」ってひたすらバイオリン弾いてる人はすごい幸せな人だと思うし。

 でも、そうじゃない人が不幸かっていうとそんなこともない。やりたいことがある人はただ充実してるって話で、それをそのまま他の人に当てはめられることではない。

 45歳になって急に訪れたポルトガルで素晴らしいことを見つけるってことが、確率的にまったくないですって断言できる人がいるかっていうと、それは、何がどのタイミングで起きるっていうのが分かってる人がいない以上、誰にもわからない。

 やりたいことにいつ出会えるかなんてわからないよね。もちろん何か目標を決めて、それに向かって努力するっていうのは大事なことだけど、それは目標ができたらそうするってだけの話で。