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駅員さん体験してみたい…相模鉄道、外国人向け体験イベント

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ツアー参加者による、発車合図体験

 参加者はA・B・C班に分かれ、メディアはA班に同行。合図体験は2・3番線の二俣川寄り9・10号車乗車口で行なわれる。帽子をかぶり、白手袋をはめ、駅員からレクチャーを受けたあと「乗降用ドアを閉じてもよい」「ドアよし」の合図を送る。無論、乗務員がシロートの指示に従うはずもなく、駅員が後ろに立ち、“公式”の合図を送る。

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乗降用ドア、ホームドアがまもなく閉まる

 10時30分発の特急海老名行きを例に挙げよう。発車時刻が近づき、駅員が安全確認後、赤い旗を振ると、乗降用ドアとホームドアが閉まる。参加者は旗を持っていないので片手を高々とあげる。

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安全の確認がとれ、まもなく発車

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流れる列車を目に焼きつける

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横浜を発車した特急海老名行き(報道公開終了後に撮影)

 すべてのドアが閉まったことを確認すると、駅員に続き参加者が片手をあげて合図を送り、列車は定刻通り発車。参加者は過ぎゆく列車を見つめていた。

通勤定期券の出札・案内体験

 相鉄線定期券うりばへ移動し、まずは出札体験。参加者がお客役と駅員役の両方を体験する。お客役が横浜―平沼橋間の磁気式通勤定期券1か月(実際に購入すると3680円)を申し込み、駅員役が機械を操作して発券するのだ。記入台と機械に駅員を配置し、参加者にレクチャーする。

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磁気式定期券の発行に興味津々の参加者

 参加者のほとんどは機械を熱心に見入っており、スマホでビシバシ撮影。あとから操作する人にとっては、“予習”にもなったかもしれない。定期券は、無効を表す穴を2つ開けたあとプレゼント。記念にもなるし、「相模鉄道」「横浜」などの漢字がいついつまでも脳裏に焼きつくだろうか。

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これからの鉄道は、ポケトークが必須アイテムになりそうだ

 次は案内体験。参加者が「お客」となり、「この近くにお寿司屋さんはありますか?」などを英訳したカンペを1つ選択し、窓口の駅員に尋ねるもの。駅員は質問の内容によってポケトークの力を借りた。研修の一環にもなる。

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