現地で飲みたい「海外の変わったお酒」4選。原料は馬の乳、レモンピールなど
3. モンゴル「アイラグ」
日本でモンゴルのお酒を目にする機会はほとんどありませんよね。今回ご紹介したいのは馬乳酒「アイラグ」。
世界唯一、動物性由来で未蒸留のお酒。馬乳を原料にしており、乳酸菌の発酵と酵母によるアルコール発酵によって作られます。見た目はマッコリのような乳白色のきれいなお酒。
お酒というよりも、ヨーグルトやチーズを作るように、モンゴルで古くから作られている乳製品と行ったところでしょうか。
日本ではまず飲むことのできない希少なお酒。モンゴルで未知のお酒と出会うのも素敵な体験です。
4. ポーランド「スピリタス」
最後にご紹介するのが、先日旅行した時に見つけたポーランドのウォッカ「スピリタス」。なんとアルコール度数96%の、世界一度数が高いお酒です。
ポーランドの冬はとても長く寒いため、冷えた体を温めるためにアルコール度数の強いお酒を好んで飲むのだそう。ポーラン人曰く「風邪を引いたときもウォッカを飲むと一発で治るよ」とのこと。
スピリタスに関してはさすがにストレートで飲むと体調を崩してしまう恐れもあるので、果実などに漬けて楽しむのがおすすめです。
飲みながら煙草を吸うとお酒に引火してしまうくらい強力なアルコールなので、取り扱いにも要注意です。
<番外編>アイルランド
日本でも飲むことができる人気ビール、ギネス発祥の地であるアイルランド。ビールがおいしいのはもちろん、パブの雰囲気も素敵。“pub crawl(パブクロール)”と呼ばれる、はしご酒がとっても楽しいです。
もちろんギネス以外にもたくさんのスタウトビール、若者向けのラガービールも大人気。
しかしアイルランドといえば外せないのがアイリッシュウイスキー。実は世界5大ウイスキーのひとつとしても有名で、わざわざパブ巡りをするためだけにアイルランドへ旅行する旅人も多いのです。
日本でもポピュラーなジェムソン、ブラックブッシュだけでなく、日本では見かけない銘柄を飲み比べするのも渋い!
お酒好きならウイスキーの世界に足を踏み入れてみるのはいかがでしょうか。
現地の風土、食材との相性が格別
海外には美味しいお酒から、アルコール度数が強くて味がわからないようなお酒まで、ここには書ききれないほどたくさんの種類があります。
美味しいお酒には美味しい食事がよく合い、現地の風土にあった食材や、原料を使ったメニューとの相性もまた格別。日本のレストランで食べるのとは全く違います。
海外旅行の際にはぜひ現地のおすすめ料理とアルコールを召し上がってみてくださいね。
<TEXT/まり>