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野村證券、巨額赤字の次は情報漏えい。それでも年収は驚きの高さ

ビジネス

20代で年収500万円。報酬には満足の声

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野村證券・野村ホールディングス本社(東京都中央区)photo by Kakidai CC BY 4.0

 ここで野村證券で働く人たちから寄せられているコメントを、年間2000万人が訪れる企業の口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」ユーザーの情報から紹介する。

 まず報酬について書かれた口コミからは、満足度の高さが見受けられる。

「大変な仕事の分、報酬は高めかと思います。残業代は上司より残業の指示が出た場合はきちんとつけることができます。会社によっては営業には残業代を出さないような大手企業もありますが、そこに関してはきちんとしていたかと思います。もちろん上司によるかとは思いますが」(コンサルティング営業/20代後半女性/正社員/年収500万円/新卒入社3~10年未満/投稿時に退職済み/2018年度に関する口コミ)

 しかし、一方で、熱血営業で有名な社風や、職場の人間関係については難を感じている人が多いようだ。

「引き継ぎがなく、ひたすら新規開拓となるので、コツを掴むまではかなり大変です。上司は厳しいながらもしっかりと指導はしてくれるので、仕事はできるようになると思います。

 ただ、1日に数十件をまわっても月間で数件しか取れないのが普通であり、(成績が良くないと)大半の人から煙たがられながら営業をして、上司からも詰められるので覚悟は必要です」(代理店営業/20代前半男性/正社員/年収500万円/2017年度に関する口コミ)

 高収入の代償としてと割り切れればよいが、そう考えられないと、シビアな職場と言えるかもしれない。

ピリピリした環境に耐えられず……

 人間関係を退職の理由にあげる人もいる。

「相場に左右されやすい商売柄、相場に応じて支店の雰囲気が大きく変わり、それに振り回されるのが嫌になりました。特に下落が続いているときは全員ストレスフルでピリピリ。明らかに周囲に八つ当たりする社員も多数目につきました。それはもう嫌だと思い、今回退職を決意しました。後悔はありません」(コンサルティング営業/20代後半男性/正社員/年収650万円/2016年度に関する口コミ)

 成果重視であったり、相場に左右されるシビアな環境で、職場の雰囲気がピリピリとしてしまう。それは仕方ないかもしれないが、ストレスに感じる人もいるようだ。

 今回、巨額の最終赤字にくわえて不祥事が明るみに出てしまった野村グループ。それでも日本を代表する企業という事実は簡単には揺がない。激変する金融業界で、この巨大企業はどこに向かうだろうか。

<TEXT/菅谷圭祐 データ/キャリコネ(運営:グローバルウェイ)>

大学受験情報誌、IT情報サイトなどでライター経験を積み、2018年よりフリー。最近の趣味は休日の農業、リサイクル業も兼業

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