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街コンブーム再来は本当か?高卒20代男性が卓球コンパに参加してみた

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20代なかばの男女が14、15人集まって楽しく卓球

卓球コン

卓球をする筆者(右)

 この日も筆者を含めた先発組数人で、練習の名目で前倒しピンポンが始まった。会場のスタッフの絶妙な誘導でウォーミングアップだけでなく、自己紹介まで済ますことができた。いつの間にか初参加の緊張も吹き飛んでいた。張り切って空回り気味だったことが、功を奏したようだ。

 時間が経つにつれ、徐々に参加者たちも集まり始め、男女合わせて14、15人となった。平均年齢は20代半ばくらいだろうか。各々の自己紹介タイムに始まり、早速2グループに分かれての卓球タイム。

 ちなみに筆者はこれまで一度も卓球をやったことがなかったのだが、同じような未経験者もちらほら。中には学生時代に卓球部に所属し、マイラケットを持参する猛者もいたが、ガチな卓球大会のような空気ではなく、あくまでもプレーそのものを楽しむ雰囲気に安堵した。

歓談タイムで一気に距離を縮める

卓球コン

歓談タイムの様子

 

 卓球コンといえど、これはあくまでも男女の出会いの空間。ただ一心不乱に卓球をするわけではない。前半戦が終わったタイミングで軽食が用意され、歓談タイムがスタートした。

 約1時間のピンポンでだいぶ親密になったので、「ここで一気に距離を縮めろ!」という主催者側のメッセージだろう。先ほど分かれたグループごとに時間制で談笑するようで、全参加者と話をすることができる。

 フリードリンクでアルコールの提供もあったため、口下手な筆者はガンガンビールを摂取し、女性に話しかける。だが、冒頭にも記したように、自分にはアピールポイントがまるでないことを今さらながらに痛感!

街コン参加の女性は意外な反応

卓球コン

クリエイティブ職とアピールする筆者(左)

 そこで過度に「編集者です」「一応クリエイティブ職であります」「週刊SPA!です。そこそこ有名です」と相手に伝えまくったのだが、これはプラスに働いたのだろうか。

 しかし、周りの会話を聞いていて、男女ともに相手のスペックというよりも、互いのフィーリング面を重視しているように感じた。直接会って話をしたいと集まってくる人たちだからこそ、データだけでは判断できない内面を重視する傾向が強いのかもしれない。

 実際、参加していた20代の女性は「会って話をできるから仲良くなりやすい」と話していた。また、ほとんどの参加者が街コンに来る理由として「恋人よりもまず友達探し。ここで出会って一緒にご飯に行って、相性次第で恋愛に発展できれば」とのこと。

 思いっきり恋人探しに来ていた筆者としては多少面食らった格好になったが、あまりガツガツしていないからこそ、気軽に参加できるのが街コンの魅力なのかもしれない。

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