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新郎の母親の一言に、周囲がドン引き。結婚式での思わぬハプニング

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 披露宴が終わって、参加者が退場するとき、新郎新婦が参列者をにこやかな笑顔で見送るシーンは、披露宴を締めくくる感動的なセレモニーですね。

 ところが、新郎の母が放ったある一言で、周囲が凍りついてしまったという経験をした、とある女性に話を聞きました。一体、どんな一言だったのでしょうか?

結婚式

「ゲーム会社の受付から営業事務に異動になった新婦は、仕事もできるし、さっぱりした性格なので、男女ともに好かれていました。ところが、ゲーム制作部のチャラ男から猛アタックされて、付き合うことになり、すぐ妊娠し、結婚したんです」

 そう語るのは新婦・茉奈さん(仮名・28歳)の短大時代の友人、さやかさん(仮名・31歳)。

職場の人気者が、チャラ男とまさかのデキ婚

“チャラ男”の新郎・佐久間さん(仮名・31歳)と茉奈さんの披露宴ついて、さやかさんに教えてもらいました。

「短大時代から周囲の男子大学生に好かれていた茉奈さんは『将来、きっと玉の輿だね』と卒業式後の謝恩会でも、後輩たちから憧れの目で見られていました。だから、職場の人と、しかもデキ婚だったと知って驚きました。それでも、彼女が選んだ相手なら、きっと素敵だろうと思い、披露宴も楽しみにしていました」

 ところが、披露宴の参列者を見て、さやかさんは期待が高まるどころか、がっくりきてしまったそうです。

「車好きの新郎の友人にはいい年なのに茶髪の男性や、オリラジの藤森さんにそっくりの高級スーツ姿のメガネ男子など、揃いも揃ってチャラ男ばかりでした。また、別のテーブルには結婚式に似つかわしくないミニのカクテルドレスを着たボブヘアの女性が甲高い笑声を上げていました」

「私が声をかけにくいタイプばかりだった」と言うさやかさんは、ハデなグループのチャラ男たちにお酒をすすめる新郎のいかにも遊び人風情な振る舞いを、かなり苦々しく感じていました。

「こんな美人をさらっていったんだ。大事にしろ!」

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 さやかさんが「茉奈さん、大丈夫かな」と心配していると、新婦が前に所属していた営業部の元上司がスピーチをはじめます。

「上司の『まさか佐久間が、あの茉奈さんを嫁にもらうなんて』という発言で、職場関係者のテーブル席からため息が漏れていて、きっと誰も予想しない組み合わせだったのでしょう。上司が酔っぱらって叫んだ『こんな美人をさらっていったんだ。大事にしろ!』は、ジョークでなく本音だったのだろうと同情しました」

 営業部のマドンナを、制作部のチャラ男が奪っていったことに、上司のやるせなさが滲み出ていたのです。

 2人のなれそめムービーがスクリーンに流れると、新婦の茉奈さんはとても明るい表情で、それを眺めていました。最後のスピーチで、茉奈さんが涙ぐむと、友人たちも感動したそうです。

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