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便座が火事の原因になることも…異常を察知できる8つの注意事項

暮らし

 ゴールデンウイークの休み中、部屋の整理整頓と一緒に、古くなった身の回りのモノを新調する人も多いだろう。しかし、身近にあるモノのなかには「いつまで使っていいのかわからないモノ」も多いのではないだろうか?

温水洗浄便座

操作パネルのめくれやひび割れは、そこから水が入ると故障を招く場合もあるので要注意

 そこで今回、そんな身の回りのモノの“買い替えどき”を、専門家たちに指南してもらった!

買い替えどきを誤れば……火事につながる危険も!?

 家によくある温水洗浄便座について「少々傷んでいても、動作するからといって使い続けていると、最悪の場合、故障で発火する恐れもあります」と警告するのは、総合家電エンジニアの本多宏行氏。

「4人家族の想定安全使用期間は10年。便座蓋を開けると、注意喚起を含めて製造年が記載されたラベルが貼ってあります」

 ただし、これはあくまで目安。普段から異常がないかセルフチェックすることも大事だという。

「確認事項は、

①ガタつきがある
②異常に熱い・冷たい
③ひび割れ
④配線のねじれ・被覆の亀裂
⑤配線や電源プラグが熱い
⑥アース線が取れかかっている
⑦操作パネルのめくれやひび割れ
⑧製品本体からの水漏れ

 これらの異常がある場合、亀裂箇所にビニールテープを貼ったり、水漏れ部分を硬化パテで埋めるなどの応急処置はご法度。メーカーに点検依頼をしてください」

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【これを過ぎたら危険】
温水洗浄便座:
10年
トイレに消火器があったり、水をくみ上げるバケツが用意されているとは考えづらく、狭い個室内で発火するとかなり危険だ
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【本多宏行】
総合家電エンジニア。テックマークジャパンオペレーション部チーフ。自動車や家電、PC、ガス給湯器などの住宅設備機器といった幅広い製品の修理精査業務を担当

― [買い替えどき]を見極める ―

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