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入社3年目、周囲と差をつけるには?みんなが読む本では意味がない

学び

スゴいと思える著名人が勧める古典はノウハウの宝箱

古い本

 そのほかに本を選ぶ方法としてはスゴいと思える著名人がオススメする古典がいいです。

 その著名人のインタビュー記事は要チェックです。その古典からどう影響を受け、どのように活かしたかビジネスで使える目線で書かれているからです。ビジネス書として書籍になっているものも最近増えてきました。

仕事に効く教養としての「世界史」』(出口治明/祥伝社)など、世界史全体の基本書から入るのもいいでしょう。興味が湧いた時代や人物をピックアップしてより深く解説している本を探すのも楽しいものです。

「この人スゴい」と思えるビジネスパーソンが推す古典も参考になります。ジャパネットたかた創業者の髙田明は「伝え方、本質が詰まった教材」と推すのは世阿弥の著作と推しています。

 ご自身も『髙田明と読む世阿弥 昨日の自分を超えていく』(高田明・日経BP社)を上梓し、世阿弥の言葉を引きながら間の持つ力を語っています。

 同じインプットなら同じアウトプットしか出ません。古典を読むことで、普遍の知見を手に入れてしまいましょう。ぜひ、チェックしてみてください。

<TEXT/松本利明>

人事・戦略コンサルタント。外資系や日系の大手企業から中堅企業まで24年間、600社以上の人事や働き方改革に従事。『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』(明日香出版社)、『「ラクして速い」が一番すごい』(ダイヤモンド社)はベストセラー

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