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「週3日、徹夜できないなら死ね!」ブラック企業脱出者が語る地獄の日々

ビジネス

「今日は終電で帰れる!」「布団で眠れるなんて奇跡!!」。ブラック企業に勤め続けると、どんどん「常識」が狂っていきます。

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※画像はイメージです(以下、同じ)

 徐々に心身を病み、退職する気力さえ失ってしまうことも。デザイナーの内田春香さん(仮名・30歳)も、かつてはそんなブラック企業で働いていた一人でした。

トイレは「上司の許可を取れ!」

「希望していた雑誌や書籍のデザインができる制作会社に入社したんです。やりがいのある仕事内容だったし、残業が多いのはある程度覚悟していました」

 しかし入社後、内田さんはその会社のあり得ない「ルール」に苦しめられることになります。

「私の隣が上司の席だったんですが、仕事が滞っていないか常に監視されていて、上司の許可がないと離席できないんです。トイレも毎回『お手洗いに行ってもいいでしょうか……』と許可を取らなければ行けませんでした。上司は40代後半の女性でしたが、女性同士とはいえあり得ないですよね」

 まるで囚人のような、屈辱的なルールですね。さらにメールや電話などもすべて監視されており「今のメールの文章はおかしいだろ。無駄なメールを打つ時間を使うな」など、何をするにつけても文句を言われていたそう。

「すべてにおいて監視されるので、この人、暇なのかな? と思っていました(笑)」

「週3日徹夜できないなら死ねっ!」眠れない日々に限界が

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 覚悟はしていたものの、「仕事の忙しさは想像を超えていた」そうです。

「終電で帰るのが当たり前の生活でした。会社に泊まり込んで徹夜で作業することもザラで、一度、『2日連続で徹夜作業しているので、今日は帰らせてほしい』と上司に頼んだことがあったのですが『週3日、徹夜できないならお前なんて必要ない。死ねっ!』と怒鳴られました」

 あまりの言葉に反論する気力を失いそうですね。会社で徹夜しない日は、家に仕事を持ち返ることも多いとか。

「睡眠時間は3時間程度でした。終電で帰宅しても、家でFaceTimeを繋げながら自宅作業をしていました。夜中の3~4時であろうと、いつでも応答しなければいけないんです。一度寝落ちして応答できなかったことがあって、翌日会社で上司にひどく怒られました」

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