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1パットで入るようになる! パッティングでのグリップの極意/三觜喜一

暮らし

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数40万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson44 1パットで入るようになる! パッティングでのグリップの極意

【前回を参照】⇒Lesson43

 さて、前々回からお伝えしているパッティングの基本。今回はパターを握る“グリップ”の基本について解説します。

 右手小指で左手人さし指を包み込むオーバーラッピンググリップ、右手を逆手にして握るクロウグリップ、右手と左手を逆にして握るクロスハンドグリップ……実に多種多様なグリップが存在します。何度も言っていますが、パッティングのフォームにただひとつの“正解”はありません

 グリップにしても、自分にフィットし、距離感が合わせやすい握り方であれば問題ありません。ただ、最低限知っておきたい基本があります

パターと体幹を一体化させるグリップとは?

誰も知らなかったゴルフの真実

 その基本とはズバリ、指先だけで握らず手のひらで包み込むようにして握ること。さらに言うと、前腕の“尺骨”に沿うように包み込んで握ることなんです。

 前腕にある2本の骨のうちの1本である尺骨。中指と薬指の間にその延長線があります。このラインに沿うようにグリップすることで、パターと腕・体幹に一体感が生まれるのです。

 手のひらではなく指先で握ると手首のスナップが使えるので、ボールを遠くに飛ばしたいときには確かに有効です。しかし、パターでは強い当たりは必要ありません。それに、手首を使えば使うほどインパクトで微妙なズレが生じやすく、狙った方向にボールを転がせなくなるのです。

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