ゴルフで絶対3パットしなくなる! パッティングでのボール位置の極意/三觜喜一
教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数40万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
Lesson43 絶対に3パットしなくなる! パッティングでのボール位置の極意
【前回を参照】⇒Lesson42
スコアメイクの要であるパッティング。スイングの原理原則を身につけ、どんなにまっすぐ、遠くに飛ばせるようになっても、残り1~2mのパットにいつまでも四苦八苦しているようではスコアを縮めることはできません。
前回も言いましたが、パッティングのフォームにひとつだけの“正解”はありません。ただ、どんなフォームにも共通する大原則は存在します。今回はそのひとつ、パッティングの精度を大きく左右する“ボールの位置”についてお話ししましょう。
パッティングではボールを左目の真下にセット
ズバリ、パッティングの際にボールをセットすべき位置は“左目の真下”。アドレスをとってボールを見下ろしたとき、ボールが体に近すぎるのも遠すぎるのもNG。どちらか一方の足に寄っているのもNG。ボールが必ず“左目の真下”に来るようにして構えなければ、狙った目標に対してまっすぐ、再現性高く打ち出すことは不可能なんです。
それはなぜか。当然ですが、パットを成功させたいのなら、狙った方向に対して正確にボールを転がす必要がありますよね。しかし、ボールの位置が体に近いと、目の錯覚によってボールと目標を結んだラインよりも右に打ち出してしまうのです。
逆に、ボールが体から遠い位置にあると、目の錯覚によって左に打ち出してしまう。これらのミスは、ボールと目が垂直に結ばれていないから起きる目の錯覚によるものです。