ゴルフのスコアが5打縮まる! 意外と知らないパッティングの基礎/三觜喜一
教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数40万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が今年3月に発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
Lesson42 これを身につければ5打縮まる! 意外と知らないパッティングの基礎
【前回を参照】⇒日刊SPA!「Lesson41」
これまでゴルフスイングの原理原則について深掘りしてきましたが、今回からはいよいよスコアメイクの要でもある“パッティング”についてお話ししたいと思います。
最初に言っておきますが、パッティングのフォームにたったひとつの“正解”はありません。パターに関しても、ヘッドの形状や重心位置、シャフトの長さなどによって特性はさまざま。使っているパターの特性を理解したうえで、自分にとって最適のパッティングフォームを構築する必要があります。
こうしたパターごとの特性についてのお話は後ほど詳しく解説しますが、まずはパッティングフォームの大原則を身につけていきましょう。
「両肩はフラットに」が大原則
パッティングの大原則とはズバリ、「①両肩の高さをフラットに揃えて構える」「②パッティング中は頭と目線の位置を一切動かさない」のふたつ。
どちらかの肩が下がった状態でパッティングしているアマチュアが非常に多いのですが、右肩が下がるとパターの軌道はアッパー気味になり、ダフリの原因に。
逆に左肩が下がるとダウンに打ち込むことになるので、トップしてしまいます。つまり、正確にヒットできないことでパターに力が十分に伝わらず、距離感のミスが起きてしまうのです。
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