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名古屋市長「金メダルかじり事件」、アメリカで「珍事」と報道された顛末

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 愛知県名古屋市の河村たかし市長が2021年8月4日、名古屋市役所で東京五輪ソフトボール日本代表の後藤希友投手の表敬訪問を受けた際、河村市長が後藤選手から首にかけてもらった金メダルをかじり、批判が相次いでいる

河村たかし

※画像は「河村たかし公式サイト」より

 2024年パリ五輪ではソフトボールは実施競技から外れる。しかし、後藤選手は「2028年のロサンゼルス大会での復活を願って私自身も出場を目指したい」と話している。その可能性は高いかもしれない。なぜなら、ロサンゼルス(L.A.)は名古屋市の姉妹都市で、河村市長はたびたびL.A.を訪れているのだ。

実はL.A.と縁がある名古屋市長

 名古屋姉妹友好都市協会のホームページによると、1959年(昭和34年)4月1日にL.A.と姉妹都市の提携に至っている。

「名古屋市は在名古屋米国領事館よりアメリカの都市との姉妹都市提携についての打診を受けた」ことがきっかけで、「ロサンゼルス市がアメリカ西海岸第1の商工都市であること、優秀な施設を誇る大港湾都市であることなど、その地位と性格が名古屋市に最も似ている」と判断したという。

 姉妹都市関係締結60周年を迎えた2019年の11月には、河村市長がL.A.で記念イベント「名古屋デー」を開催し、L.A.とは縁が深い。

珍事は米国でも報道された

オリンピック メダル

 L.A.になじみのある河村市長だが、この「金メダルかじり事件」は、米国でも報道されてしまっている

 東京五輪の独占放映権を持つNBCテレビの2021年8月5日付け記事では、河村市長が後藤選手の金メダルをかじった事の経緯や後藤選手が所属する「トヨタ」(トヨタ自動車株式会社)の声明などを報道している。

 記事のタイトルは「Japanese mayor sparks outrage by biting Olympian’s gold medal amid Covid fears(コロナ感染恐怖のなか、オリンピック選手の金メダルをかじった日本の市長が(国民の)怒りを巻き起こしている)」としており、主にコロナ禍での珍事と5日に公表した河村市長のお詫びの言葉が報じられている。

 東京五輪の柔道男子60キロ級で金メダルを獲得した高藤直寿選手が、Twitterに投稿してあるメッセージ「動画見たけど、カンッて歯が当たる音なってるし自分の金メダルでも傷つかないように優しく扱ってるのに怒らない後藤選手の心の広さ凄すぎ俺だったら泣く」なども紹介している。

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