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昇進しなければ即返金「昇進コミット」とは?32歳社長の“人生の変え方”

学び

昇進するには「主体的である」「終わりを思い描く」

関茂雄

「昇進コミット」で自らも変われた

――では、昇進に必要なものは?

関:スティーブン・R・コヴィー著作の『七つの習慣』が良い手引きになります。特に、著作内で紹介される習慣7つのうち、下記に列挙することを実践してみてほしいです。

1.「主体的である」こと。例えば、自分から誰かに連絡する、自分から許す、自分から名刺交換へ行くなど、自分から行動を起こすこと。

2.「終わりを思い描くことから始める」こと。

3.「最優先事項を優先する」こと。例えば、頻繁なメールチェックよりも、中長期計画や1日の振り返りなど、緊急度が低くても重要度が高いことを優先すること。 

 こういった日々の小さな習慣を変えていくことが、昇進やその先の人生の大きな変化へ繋がっていくと考えています。これを私たちは「コンパス」と呼んでいます。

会社員時代(左)と今の関さん。明るさが違うだけでなく、内面も変われたという

昇進に失敗したら返金…でも大丈夫

関茂雄

――ちなみに「コミット」を掲げているということは、昇進に失敗した場合は当然返金ということもあるのでしょうか。

関:もちろんです。ただ、今のところ昇進はできていない人でも「コミットメントの効果は実感しているので、今後も継続したい」という声がほとんどです。ただ、その場合は「無料期間」として、途中からお金をいただくことはありません。

――え、ということは「タダでやる」ということですか?

関:たとえ、無料でやることになっても、自分がセミナーで“生まれ変わった”と感じられたような経験を、自分と同じように苦しむ人たちに経験してもらいたいという思いがあるのです。

 また人、が変わっていく姿を見ることは自分にとって励みになりますし、自分自身もお客様の変化から刺激を受けられるので、そこに大きな価値を感じています。無償でも、惜しくはありません。

特集・ミレニアル世代の起業家たち

<取材・文/上山ヨーコ>

中高を一貫の女子校で過ごし大学で美術を学ぶ。公立美術館で2年半の勤務を経て、現在は時事やビジネス情報を中心に執筆をする。旅行と音楽と犬が好き

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