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「最近までコインランドリー生活だった」ジュノン俳優が語る野望とは?

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ターニングポイントは福田雄一さんです

戸塚純貴

――それがきっかけで?

戸塚:はい。ビックリして、え、どうしたの?って思ったのと同時に、なんか、すごいなと。じゃあ、この朗読がいいかなと。

――そこからスタートされて、舞台、テレビ、映画と数多く経験されてきましたが、何がきっかけでお芝居をおもしろいと感じるように?

戸塚:ターニングポイントは福田雄一さんです。自分は喜劇、コメディが好きで、そこをやりたいと思いましたが、まだ技術もないし、与えられた役をおもしろくできない。

 おもしろくしようとしても、周りには伝わらなかったりといったことがたくさんありました。そうしたなかで福田さんの作品に出させていただいたときに、福田さんがすごく笑ってくださったんです。そこからようやく少しずつ自分のやりたいことができていっている感覚があります。

――コメディは早い段階からやりたかったんですね。

戸塚:そうなんです。実は最初のころ、与えられたどんな役柄でも全部コメディにしてしまおうとした時期があったんです。シリアスな役でも、全部おもしろい色付けをしようと。

最初から、コメディがやりたかった

戸塚純貴

――実際にそう演じていたのですか??

戸塚:初めて出させていただいた『青いソラ白い雲』という金子修介監督の映画のとき、シリアスな物語の帰国子女役だったのですが、それもコミカルな感じで演じていたんです。

 そしたら、金子監督がすごく笑い出して、「あ、ウケた」と思ったら、「こんなに芝居ができないヤツは初めて見た」って、涙流して笑ってたんです。

――それはなかなか、度胸があるというか。もともと意思がはっきりしてるんですね。

戸塚:技術も伴ってないのに、こうやりたいという思いだけでやってたんです(苦笑)。

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