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倉科カナ、実父と生き別れた娘役は「私自身の過去とも似た境遇」だ

暮らし

「私自身は結構淡々としているほう」

――さつきさんの好きなところはどこですか?

倉科:とても母親思いなところです。自分のためでもあるけれど、母のためにぶつかっていく姿がかっこいいと思いました。

 主役というのはきれいに描かれがちですが、すごく人間くさいところも好きです。とても素直に感情を出したりしてて、そこは私ができない部分なので。

――感情を直接的に出すといった部分でしょうか。

倉科:そうですね。私自身は結構淡々としているほうなので、その辺はとても魅力的だし、うらやましいと感じました。

「小悪魔的行動は……しないと思う」

あいあい傘

© 2018映画「あいあい傘」製作委員会

――特に前半でのさつきさんは、お父さんに会うために、市原隼人さん演じる清ちゃんを小悪魔的に利用します。あの辺は演じていていかがでしたか?

倉科:楽しかったですよ。台本を読んだ感じでは、そんなに小悪魔な印象はなかったんです。それが宅間監督に「ちょっと何を考えているのか分からないような、もうちょっと悪い感じで」と言われて。

――後半の感情をさらけ出すさつきも魅力的でしたが、前半パートもステキでした。倉科さん自身は清ちゃんのようなまっすぐな男性はいかがですか?

倉科:可愛らしいですよね。とても純粋で。市原くん自体が本当に純粋な人ですし。

――清ちゃんのような人がいたら、倉科さんも小悪魔的な行動をしてしまいそうですか?

倉科:いやー、どうでしょうか。しないと思います。

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