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【JALの歴史に777有り】退役するJAL777に丸一日ひたるトンデモ ディープな下地島への日帰り旅 

コラム

JALの歴史に777有り

先任客室乗務員の小早川さん

先任客室乗務員の小早川さん

先任客室乗務員の小早川さんは、「今日は運航乗務員の熱い思いでできたツアー。私たちが裏で支えるつもりで乗務しました。お客様に話を聞きますとゴーアラウンドは初めてで興奮しましたと仰っていたのが印象に残ります。私の好きな機体でもありJALの歴史に777有りと思っています」と聞かせてくれた。

ツアーの中にひときわ真剣に飛行機を眺めるご夫婦がおり、話を伺うとご主人は777の元機長だったとのこと。JALへの入社後、DC-8、ボーイング767からボーイング777とそれぞれの機種で10年ずつ飛んで引退された。マイレージのニュースでこのツアーを見つけ、「一番好きな機体。JALを支えてきた777で思い出の下地島へのフライトができるということですぐに申し込みました。家内はスチュワーデス経験者であり、二人で往時を思い起こす素晴らしい経験が出来ました」と感慨深げ。

18:55に出発し、離陸時には機体は翼を振って別れを惜しむロッキング ウィングスの様子を機内で体感できました。非常に滑らかな上昇の中で行われたことから気付かなかった参加者もいたようです。

地上で見た日の入りを離陸後の上空で再び見ることができる貴重な体験ができました。
羽田空港到着は21:10となり、長時間にわたり多くの航空ファンが納得する充実したツアーになりました。

<TEXT/北島幸司(航空ジャーナリスト)>

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航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「あびあんうぃんぐ」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram @kitajimaavianwing

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