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「笑顔禁止!筋トレ禁止!」地方職員の父親が決めた家族ルールがエグすぎる|変なルール

コラム

旅行ライターの工藤琢磨さん(仮名・35歳)は鎌倉市出身。地方公務員の父親が作ったルールが世間一般の家庭からかなり逸脱していたことに気づいて、小学校の頃からがく然となったそうです。「振り返ってみると、自由を求める強い願望が芽生えて今の職業を選んだ理由かもしれない」と工藤家の独特なルールを語ってくれました。

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食事中の会話は厳禁。笑顔も禁止

 工藤さんは6歳下の弟、7歳下の妹の三人兄弟の長男。実家は鎌倉市にある閑静な住宅地にある一軒家で、父親が子供たちに独特のルールを強いていたそうです。

黙食

※画像はイメージです(以下同)

「まず食事中の会話は厳禁。笑顔も禁止されていました。笑いは軽薄だと父が言うんです。そのためお笑い番組を実家で一度も見たことがありません。一家だんらんからほど遠く、静かすぎる食卓は振り返ると普通じゃない。このルールで唯一良かったのは、コロナで黙食が強いられた時にすぐに対応できたことでしょう」。

反動でお笑い芸人を目指す弟

 家で笑うことを禁じられた弟は、高校を卒業してから友達に誘われたお笑い芸人のライブで腹を抱えて笑ったそうです。「こんな面白い世界があるんだ!」と目からうろこの弟は飲食店でバイトをしながらお笑い芸人を目指し、一時父親から勘当されたそうです。現在は仲間とコンビを組んでライブを行っています。これも父親ルールの反動の一つでしょう。

「それから休日になると僕と弟は近くの森の雑草取りをさせられました。近所に住む祖父の植栽の手伝いでも酷使され、そのため弟は盆栽が大嫌いになったといっています」

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