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「アプリで出会った恋人を紹介しづらい…」20代男子にダースレイダーが出した回答

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 東京大学中退という異色な経歴を持ちながら、明晰な頭脳を生かしマルチに活躍するラッパー・ダースレイダー(41歳)が、20代若人の切なる人生相談に答えます。

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 8年前に脳梗塞で左眼の視力を失い「片目のおじき」と呼ばれる彼。昨年は「余命が5年」であると告白し、日本のヒップホップ界に衝撃を与えました。

 今回、そんなダースレイダーに寄せられたのは「マッチングアプリで出会った恋人をどう紹介したらいいのか?」という20代男性からの相談です。

Q.新しいカタチの出会い、理解してもらおうとするのはわがまま?

■24歳・男性・会社員■

「恋人を身近な友人や家族に紹介したいのですが、マッチングアプリで出会ったので、つい馴れ初めを誤魔化したり、恋人の素敵な部分でさえも隠してしまったりします。

 新しいカタチの出会いなので、受け入れられづらいと思ってしまいますが、理解してほしいと思うのはわがままでしょうか? 世代間や立場の違いで伝わりづらいこのハードル、どのように乗り越えたらいいのでしょうか

A.伝える順番を工夫してみよう

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ダースレイダー:それは、翻訳が必要だとは思います。マッチングアプリだとか、出会い系って日本ではまだまだマイナスイメージが強いんだけど「欧米ではみんな当たり前に使ってるんですよ」って言ったって、タカアンドトシのネタになっちゃうから(笑)。

 順番としては、まず「めちゃめちゃ趣味が合ういい人が見つかったんだよ!」っていう幸せな話からスタートするのがいいと思う。実際、マッチングアプリって自分と適性が高い人と出会うためのものだしね。

 じゃあ、そんな人とどこで会えるのって言ったら、そうゆうのを手助けしてくれる人がいるんだよって言って、擬人化しちゃうとかね(笑)。昔よくいたお節介おばちゃんみたいな。

 昔は、隣に住んでる口うるさいおばちゃんとかが、「なになにちゃんそろそろ結婚しないの? そういえば、あんたピアノずっとやってたわよね、音楽がすごく好きな素敵な人がいるのよ」って紹介してくれてたのが、今はだいぶ精度が上がって、かつすごく効率よく探してくれる、そんな現代のお節介おばちゃんがいるって感じで。

 実際、マッチングアプリってそういうことだよね。昔は同じコミュニティの中で、その人のパーソナリティを知っている人が、この人とこの人なら合うんじゃないのって世話してくれてたみたいに、アプリのシステムの本質は昔とまったく変わらなくて、単にアプリなら、もうちょっと広い範囲で自分に合う人を探してくれるっていう感じかな。

 まず、話す順番として、この子となら何時間でも話せちゃうとか、自分が相手のことをいかに好きかっていう気持ちを、先にちゃんと伝えるのがいいと思う。そんないい子と出会えたってことなら、良きこととして出会い方の紹介ができると思うから。

 好きなポイントとか、ちゃんと説明できてないと、やっぱり出会い系って怪しいなって印象が強くなっちゃうと思うから、まずは一緒にいて自分が楽しい、自分が相手のことが好きだって気持ちを先に伝えないとね。

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