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ジャイアンツ、タイガース…なぜスポーツチームは“複数形”なのか?

コラム

「集合名詞は複数扱いにする」という規則を英語の授業で習った記憶はありませんか?

カブス

メジャーリーグ ©Arturo Pardavila III CC BY 2.0

 ただ、名詞の後に続く動詞を例えばIsにするかAreにするかといった程度の違いなので、あまり記憶に残っていない人も多いかもしれません。

 それよりも時制の一致や、動名詞や不定詞の違いに悩んだ記憶のほうが多い、ということもあるかもしれません。それに起因するのか、集合名詞の複数扱いを間違える英語の上級者は少なくありません。

なぜスポーツチームは複数扱いなのか?

 学校で集合名詞を学んだときは、きっとFurniture、Police、Hairなどが例として出ていたかもしれません。これらに加えて、日常会話でよくあるのは、スポーツチーム。スポーツチームは複数扱いです。

 つまり、「今年ボストンレッドソックスは調子が良い」という時、Boston Red Sox is doing well this year.とするのは誤りです。

 正しくは、Boston Red Sox are doing well this year.です。日本のプロ野球チームでも、Giants areとか、Tigers areとします。

 アメリカの大学スポーツはチームにマスコットがついていて、その名前でチームを呼ぶことがあります。例えばミシガン州立大学はSpartansです。そんな時も、Spartans are doing well.とします。

国の代表チームを表記するときは?

 各国の代表チームとなると、やや複雑です。例えば「日本代表は調子がいい」という時、アメリカの英語ではJapan is doing well.とします。Japan are doing well.は耳にすることがありません。

 しかし、イギリスの英語では、チーム名の例と同じように、Japan are doing well.とすることもあるようです。

 来年はラグビーのワールドカップもありますし、その翌年はオリンピックとパラリンピックもありますので、このように国の代表チームについて英語で話をする機会もあるでしょう。

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