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コインパーキングで1週間寝泊まり…憧れの芸能マネージャーは地獄の日々だった

コラム

幹部から無理難題を押し付けられ…

「ある時、その担当していた男性タレントの熱愛記事が出ると大騒動になりました。事務所の幹部からは『お前の監督不行き届きだから、出版社にいって差止めしてこい』と無理難題を言われる始末です。門前払いはわかりながらも出版社に行って、編集長に直談判したのですがとうぜん掲載を止めてくれるわけもなく……。

 結局、事務所に戻るとそのタレントとともに、社長を含めた幹部に徹底的に説教されました。最終的には相手の女性タレントの事務所と別れさせるということで決着がついたのですが、仕事をしていたテレビ局やイベント会社などに謝罪巡りをすることになりました

 大きなトラブルがあったことで、仕事をやめようと思っていた真下さんですが、会社からは担当替えの打診があり、これから売り出していくアイドルグループを担当することに。希望がかなったことで退職は保留としたそうです。

アイドル担当になってすぐにコロナ禍に…

ブラック事務所

「意外にも、会社からはガッツがある社員として認められていたそうです。そこで、退社されては困ると自分の入社時の希望だったアイドル担当にしてくれたみたいでした」

 モチベーションがあがった真下さんですが、実はここから本当の地獄が待っていたそうです。

「ちょうどアイドル担当になった時にコロナ禍となり、それまで売上の大半となっていたライブや手渡しでのグッズ販売ができなくなりました。メンバーのギャラも少なくなり、事務所との関係も悪化しました。みな20代前半で、引退して普通の生活に戻りたいという子や、そもそも事務所には女優志望で入ったのでアイドル仕事はしたくないという子が続出……

 メンバーは数名しかいないのですが、もはや壊滅状態になりました。これから売り出し中のグループだったので、辞めさせるわけもいかず説得を繰り返す日々。辞めたいメンバーと、継続させたい事務所の板挟みがずっと続き、眠れない日も多くなりました。結局、心療内科にも通ったり心身ともに調子を崩してしまったんです」

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