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「お前の彼女を風俗店で…」親友からの助言に、アラサー男子が心から感謝した理由

コラム

友人からの勇気ある連絡で思わぬ展開に

 東京での久々の再会も終わり、名古屋に戻った文哉さんにKさんから1通のLINEが届きました。その内容は衝撃的で、彼女を都内某所の風俗店で何度か見かけたというもの

 Kさんは伝えるべきか否か相当悩みつつも、文哉さんのことを考えた末、打ち明けることに決めたそうです。KさんからのLINEを読んだ文哉さんは、驚きを隠せなかったそうで、その夜、彼女にLINEで聞いてみたそうです。すぐに既読は付くものの彼女から返事は来ず、翌朝に「東京の風俗店で働いていたことがある」という返事がありました

LINE

「後で聞いたんですが、彼女は父子家庭で育っていて、数年前にお父さんが大病を患ってしまい、その治療費を工面するために3か月間だけ風俗店で働いたそうなんです。たぶんその時にKもそこに通っていて見かけたんだと思います。詳しいことは聞きませんでしたが……」

受け入れた彼女の過去

 自分の過去を隠していたことを詫びた彼女は、文哉さんに迷惑がかかることを心配し、自ら別れを告げ文哉さんのLINEもブロックしたそうです。文哉さんは風俗という職業に何の偏見も持っていませんでした。でも、あまりにも唐突に問いただしたことを猛省したと言います

LINE

 LINEという通信手段が閉ざされた今、何としてでも誤解を解きたい文哉さんは彼女の住むアパートに直接向かいました。玄関で呼び鈴を鳴らしても反応はなく、そのまま1時間ほど粘っても何の応答もなかったので、諦めて帰ろうとした時ドアがゆっくりと開いたそうです。

「彼女は申し訳なさそうな目つきで僕を見上げましたが、僕は間髪入れずに何も言わずに抱きしめたんです。なぜか、僕たちは隣の人が出てくるくらい大声で泣いていたと思います」

 そう当時を振り返る文哉さん。家族のために必死に働いた彼女を今まで以上に愛おしく感じ、2人はより固い絆で結ばれ、将来の結婚を誓ったと言います。自分のことを親身になって考えてくれたKさんの忠告にも心から感謝しているそうです。

<TEXT/ベルクちゃん>

愛犬ベルクちゃんと暮らすdigiart(デジアート)の担当者です。音楽心理学に基づいた「耳で飲むお薬®」をはじめ、メンタルヘルスに効果的な音声素材を独自のmeditone®テクノロジーで開発している会社です。心地良い睡眠、上質なリラクゼーションなど、心の弛緩をiOS・Androidアプリ向けに配信中。
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