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思い通りにならない世の中で「成功する人」と「成功しない人」の違いとは

学び

自分と向き合って文章を書くのがいいワケ

上阪徹

――それは紙のほうがいいのでしょうか?

上阪:別にスマホに文字入力してもいいと思います。ただしSNSに書くのはお勧めしませんね。SNSって人に見てもらうことが前提になっちゃうので。特に本名だと本心が書きにくくなると思います。今は書く機会が多い時代ですが、案外、自分とちゃんと向き合って文章を書く機会って、ないと思うんですよ。

 誰にも言えないような本心を可視化させるために紙に書く。好きなペンで真っ白な紙にひたすら浮かんだこととかを書く。とにかく溜め込まないことです。

――最後に、これから社会へはばたく、もしくは、今まさにもがいている20代の若い人たちに向けて、メッセージをいただけますか?

上阪:1つは「焦らないこと」。僕も20代のころは焦っていたけれど、人生は長いんです。仮に転んだとしても、そこでおしまいじゃない。必ず立ち直れるものだから、急いで安定とか求めなくていいんです。僕は失業した時に貯金も底を尽きて何もかも失いましたけど、案外生きていられるんだなと思いました。

 友達がご飯持ってきてくれたり、手を差し伸べてくれたり。世の中、捨てたもんじゃないなって。だから何かが起きても、焦ってはいけない、大丈夫って自分に言い聞かせてください。

運から見放されない人の思考法とは

上阪:2つ目は「自分は運がいいと思うこと」。「運」って自分は運がいいと思う人のところに来るんだと僕は思っているんです。「なんかついてないな」「うまくいかないな」という言葉ばかり言っていると、本当に運から見放されかねない。

 だから、できるだけネガティブな言葉は使わない。運がよくなるような方向に自分を持っていく。運がよくなりそうなところに行く。運がよくなりそうな人と付き合う。ポジティブな言葉を使い、いろんなことをできるだけポジティブに捉えていく。

 小さなことの一つひとつを大事にして、日々の幸せをしっかりかみしめて、前向きに生きてほしいと思います。実際、楽しいことはたくさんある。

成功者3000人の言葉 読めば今日から人生が好転する! 一流の思考法

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起業家、経営者、作家、芸能人、アスリート、映画監督、漫画家、ミュージシャン、学者、医師…3000人以上の取材から見えてきた「成功の本質」とは

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