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ゴルフのパット、NG行為は?安定性は“目線の位置”で決まる/三觜喜一

暮らし

始動からフィニッシュまで一定の速度を

 また、転がりのよい球を打つにはストロークスピードも大切な要素。始動からフィニッシュまで一定のスピードで動くのが理想ですが、ダウンスイングで減速、もしくは加速してミスをする人が少なくありません。

 手っ取り早い応急処置としては、減速傾向なら大型の、加速傾向なら小ぶりのヘッドのパターを使うこと。大型ならヘッドの慣性がダウンスイングのゆるみをカバーしてくれ、慣性の小さい小型ヘッドを使えば加速を抑えられます。

 最後にパットの練習法ですが、安定して真っすぐ打つための練習ならパターマットがベスト。イレギュラーせず風もない室内空間で繰り返し練習すれば真っすぐ打つ力は確実に身につきます。

アメリカのプロがやってるパットの練習法

ゴルフ

画像はイメージです

 距離感を養う練習法は、まずボールを3つ並べ、1球目を打った音やフィーリングを覚えておき、2球目をそのちょっと先に打つという手法。50㎝くらいずつ遠くに止めるようにし、最終的にはワンカップの距離を打ち分けられるようになりたいですね。

 ロングパットの距離感と方向性を整えるには、打つべきボールの30cmくらい先に置いた2つのボールの間を通して打つ練習法がオススメ。並べる間隔はボール1個半で、10m以上打つこと。間を通すことに集中するとショート、距離感に意識が向くと並べたボールに当たってしまう。

 アメリカのプロがみんなやっている練習で、ロングパットで出だしが右に行く症状もなくなります!

【Lesson52 結論】
一定のスピード&ハンドファーストで打つと、転がりのいい球になる

<構成/舟山俊之>

(みつはしよしかず) PGAティーチングプロ。’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数40万人超

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